米津玄師「diorama」のマスタリングエンジニアは腹を切って以下略





各所で絶賛されてる米津玄師「diorama」が発売されたので、さっそく買ってきました。
クロスフェードを聴いただけで分かるこの突き抜けた才能、素晴らしいです。

…このアルバムのうち、「ゴーゴー幽霊船」はiTunes Storeで先行配信されていました。
で、その音質がニコニコ動画にあるMVよりも悪かったんです。
カスタマーレビューでも「MVより音質が悪い」とはっきり指摘されています。
嫌な予感はしていました。アルバムももしかしたら…と。

その予感は現実になりました。
アルバムの方は曲がくぐもって聞こえます。ニコニコ動画のMVに比べて明らかに高音が出ていない。

gogoghost_mv
ゴーゴー幽霊船 ニコニコ動画MV

gogoghost_cd
ゴーゴー幽霊船 アルバム

この画像は、ゴーゴー幽霊船の出力をAudacityで見てみたものです。上がニコニコ動画MV、下がアルバム。
ピーク部のギザギザに注目してみましょう。アルバムの方はギザギザが殆どありません。
アルバムの方は典型的な「海苔マスタリング」です。「世間の人は音圧が高いのを好む」という理由により限界まで出力を上げられており、その結果として音がくぐもって聞こえます。

…まあね、アルバムだけ聴いていればそこまで気にはならんのですよ。
ところが、この、何から何まで米津さんが作っているアルバムのうち唯一マスタリングだけを別の方が担当していて、それは米津さん本人がupしたであろうMVよりも音質が劣っている。
この事実を考えると「マスタリングエンジニアは腹を切って以下略」という台詞も飛び出すというものです。

それはそれとして「diorama」は素晴らしいので、クロスフェードを聴いて気になったら即買いがおすすめです。

Wine.app:Mac で Ib(イヴ)をプレイする

ニコニコ動画の実況で火がついたらしいホラーゲーム、Ib (イヴ)を Mac でプレイする試みです。
まあ過去記事の焼き直しなんですけど、改めて Wine.app の使い方を解説してみたり。
Ib の動作については、私の環境ではラストまで問題なくプレイできました。

WineBottler のポイントは、
・フリーウェアです
・実際には WineBottler は使いません。同梱されている Wine.app を使います
・Windows アプリは X11.app で表示されます。Mac OS X 10.5 以降なら X11.app は標準インストールされてます

ちなみに、うちの環境はこんな感じです:
iMac early 2008
グラフィックス - ATI Radeon HD 2600 Pro
Mac OS X 10.7.3
Wine.app は Intel Mac でないと動作しません。
また、グラフィックスが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。

大まかな流れとしては、
1. Wine.app と WineBottler のインストール
2. Prefix を作る
3. 英語フォントのインストール
4. 日本語フォントのインストール
5. RPGツクール2000 RTP のインストール
6. Ib のインストール

となります。



0. 最初に
・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。違う環境のMacでもうまくいくとは限りませんのでご注意を。

1. Wine.app と WineBottler のインストール
WineBottler - Run Windows Programs directly on OS X
からダウンロードして、Wine.app と WineBottler.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダとか)にコピーします。
次に、Wine.app を起動します。
この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。

wine_menu



2. Prefix を作る
Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことで、CrossOver Mac でいうボトルと同じものです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
Wine メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例ではホームの書類フォルダを指定しています。
※ ホームに最初から用意されている「書類」「デスクトップ」といったフォルダは、実は内部的に「Documents」「Movies」のような英語名になっているので大丈夫です
作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix(ボトル)も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。




3. 英語フォントをインストールする
まず、英語フォントと日本語フォントをインストールしなくても Ib は起動しますが、字がとても読みにくくなるので、フォントをインストールした方が良いでしょう。
英語フォントのインストールには、Winetricks を使います。
まず、Change Prefix ウインドウで、インストール対象にする Prefix をクリックで選びます(ダイアログが表示されるので、OK を選びます)

wine_changeprefix

次に、Wine.app のメニューから「Winetricks」を選ぶと、Winetricks ウインドウが前面に出ます。
項目の中から「all fonts」にチェックを入れて、「Apply」をクリックするとインストールが始まります。
かなり時間がかかるので、気長に待ちましょう。
wine_allfotsinstall



4. 日本語フォントをインストールする
続いて日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から IPA モナーフォントをダウンロードします。
ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。メニュから「Quit Wine」を選んで、いったん Wine.app を終了しましょう。
次に、2. で作成した Prefix (この例では「TOHO」という名前)を Finder で探します。
そこから drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォント
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
を、Fonts フォルダにコピーします。
wine_fonts

次に、作成した Prefix (この例では「TOHO」という名前)フォルダ内にある「user.reg」をテキストエディットで開き、その末尾に以下の文字列をコピーして保存します。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"


テキストエディットの設定によっては、円記号がバックスラッシュになっているかもしれません。

また、ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "〜" = "〜" という形式の途中に改行は入りません。
下のスクリーンショットを参考にしてください。

wine_userreg

wine_userreg_fontadd



5. RPGツクール2000 RTP をインストールする
Ibをプレイするには、RPGツクール2000 RTP のインストールが必要です。
まず、
RPGツクール2000 RTP / ファミ通.com無料ゲーム
から、自己解凍形式 2000rtp.exe をダウンロードします。

次に、ダウンロードした 2000rtp.exe の解凍先をあらかじめ作ります。
今回の例では、2000rtp.exe と同じ場所に「rtp」フォルダを作っておきます。

※ 解凍先フォルダ名に日本語を使わないようにします。日本語の名前がついたフォルダの中もNGです。
(ホームに最初からある「デスクトップ」「書類」などのフォルダは例外です)
これを守っていないと、2000rtp.exe のインストールに失敗する場合があります。


次に Wine.app を起動し、ダウンロードした 2000rtp.exe を開きます。
(CrossOver や MikuInstaller を使っている場合は、コンテキストメニューの「このアプリケーションで開く…」から Wine.app を指定しましょう)
Prefix を選択するダイアログが出るので、「TOHO」が選択されているのを確認してから Go をクリックします。

※ このダイアログは、Wine.app で何かファイルを開くたびに表示されます。
※ 左下の「Don't show this dialog again」をONにすると、次からダイアログ表示が省略されます。


wine_open_file

解凍先を指示するダイアログが出たら「参照…」をクリックして、先ほど作った rtp フォルダを指定してから「OK」をクリックします。
※ ここで文字化けしている場合は、日本語フォントのインストールに失敗しています。
4. に戻って、フォントをちゃんとFontsフォルダにコピーしているか、user.regに書き込んだ文字列が間違っていないか、などを確認してみましょう。

rtp_extract

rtp_folderselect


そして解凍されたファイル群の中から「RPG2000RTP.exe」を開き、画面の指示に従ってインストールします。
途中でインストール先を参照するところがありますが、特に変更せずそのまま「次へ」をクリックでOKです。
rtp_install01

rtp_install02



6. Ib のインストール
Ibの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
から Ib_1.02.zip をダウンロードして、好きな場所に解凍します。
ib_folder
次に、「「うごくえほん」が読み込めない方へ」内にある「パッチ適用方法」を読んで、そこの指示通りにします。
これで準備完了、Ib.exe を Wine.app で開きましょう。
X11.app の設定によっては、フルスクリーンモードへの移行を許可するためのダイアログが表示されます。

x11_fullscreen

とりあえず「許可」にすると、Ib が起動するはずです。キーボードで操作します。

ここでエラーが出て起動できない場合は、Wine メニューから「Configuration...」を選び、画面タブで「仮想デスクトップをエミュレートする」をONにしてみましょう。

wine_virtual_desktop

※ 補足
・フルスクリーンだとかなり処理落ちします。ウインドウモードでのプレイがおすすめ。
・command + option + A で、フルスクリーンモードから強制的に抜けられます。
・fn + F4 でウインドウモードとフルスクリーンモードとを切り替えられます。
・fn + F12 で強制的にタイトル画面に戻ります。
・話す、調べる、決定は、スペースキーでも可能です。

ib_play

美術館でのホラーストーリーを楽しみましょう。

怒首領蜂最大往生 プレイしてきました

怒首領蜂最大往生、めでたく最寄りの場所に入りましたのでプレイしてきました。
つーか私しかプレイしてませんでした。入ってる筐体もブラウン管がくたびれていて画面が見にくい。うーむ。
もうSD解像度は興行的に限界突破してるので、次はHDしかないと思います、次があればですが。

率直な感想としては、敵の出現パターンが頭に入ってないのでかなり難しく感じました。
敵弾がやや速いのと、敵の出現が途切れないので、位置取りを考えないとすぐに追いつめられます。
敵の出現位置を覚えて避け動作をパターン化するのがこの手のゲームの攻略セオリーですが、3面からもう「ひとつ間違うと即ボムまたはハイパー」状態。
3面道中が明らかにプレイヤーを殺しにかかっていて、中型機がガンガン出てきて猛攻+ボスより強い大型戦艦のコンボが初級〜中級プレイヤーの心をへし折ってきます。大型戦艦の手前でエレメントドールが励ましてくれますが気休めです。オートボムも発動するとボム0になるしボムのMAX数が増えないしでツラいです。
昨日の某Ustで5面ボスまでたどり着いていましたが、5面の難度がケツイ5面と同じぐらい。これ1周クリアできるの?と及び腰になるレベル。
弾幕のどこをくぐるのか。敵をどの順番で倒すのか。きっちり攻略パターンを組まないといけないので、地道にやっていこうと思います。


ちょっと面白いのが、このゲーム、60秒間だけ無料でプレイできるモードがあります。
誰もプレイしてない状態だと画面にお誘いの言葉が表示され、スタートボタンを押すとC機体ショット強化で60秒間だけプレイできます。それが終了したときに金を入れると続きがプレイできるという仕様。
東京秋葉原の有名店ならともかく、地方だとSTGは閑古鳥が鳴いてる状態なのでこういう試みは十分アリでしょう。
あと、ステージクリア時の結果表示画面がボタン押し1回でオートスキップできるようになりました。
前作のようにボタンを連打する必要があったり、赤い刀のように不自然な待ち時間が入ったりといった状態がようやっと改善されました。つーかもうオートスキップだけでいいとは思うんですが。

敵のマップのデザインはなぜかケツイを連想させます。怒首領蜂シリーズに登場する敵に加えて、ケツイから出張してきたような敵もちらほら見られます。EVAC社が関わっているという設定なのかもしれません。

実写版ヤマト:主人公がキムタクになってた

TwitterのTL眺めてると、そのとき放映中だった実写版ヤマトがボロクソな評価だったので、途中から観てみました。

ほぼ拷問でした。
SFXがショボいとか、ストーリーが違うのというのは別にいい。
イスカンダルやガミラスの設定は悪くなかったし、予算なんかはハリウッドと比べ物にならないんだから贅沢は言わない。
ヤマトやガミラス母艦、地球のCGはけっこう綺麗だった。
翻って人間ドラマの部分はもうどうしようもなかった。
一番ひどかったのは、主人公が古代進じゃなくてキムタクになってたこと。木村拓哉ではなく、キムタク。
実績もないのになぜか自信満々で、なぜか周囲から一目置かれていて、理由も裏付けもないのになぜかヒーロー然としていて、最終的にはなぜか成功する、相変わらずのキムタクが古代進の代わりに主人公をやっていた。
ドラマも何かトレンディドラマあるいは舞台劇のようで、戦艦に乗って決死の航海をしているという雰囲気はほとんどなかった。

ところどころ光るものはあれど全体としてはダメ映画という感想でした。
いまやってるリメイクヤマトは良い感じらしいので、そっちの方を観てみたいと考えてます。

ダイソー社長は「悲観的なリアリスト」

「潰れる恐怖から店をオシャレにしました」 ザ・ダイソー矢野社長の“進化”:日経ビジネスオンライン を読んで。

これはネガティブではなく、悲観的なリアリストだ。
この社長はほとんど事実しか話していない。そこがまず恐ろしい。
放っておけば会社が潰れるのはそりゃそうだし、ライバル企業に負けていたのもおそらく本当のことだろう。
そういう思想を持つリアリストは、他人あるいは部下に対して常に最適化を要求する。あらゆる物事を危機的に見る人は、あらゆる準備をしようとするからだ。
「客のことが分からない」という台詞に戦慄しなければいけない。分からないものに対処するには、ありとあらゆることを、永遠に、自分の手で改善していくしかないからだ。そういうスパルタンな思想を持っているということになる。
また、リアリストは現実を神聖視するため、現実の威を借りて話をする。「現実がこうなんだからお前はそれに対処するしかない」と述べる。逃げや甘えを許さない。

厳しい現実を背景にして改善を要求し続けるトップ。これは、精神論を振りかざして無茶な労働を要求するトップよりもある意味恐ろしい。
なぜなら、精神論は否定できるが現実は否定できないから。そこに逃げ道はないのだ。
その恐ろしさがピンと来ない人は「スターシップトゥルーパーズ」を観るといい。
この映画で、隊長は部下にこう叫ぶ。「ビビるな、命をくれてやれ!」と。あれが「悲観的なリアリスト」の分かりやすい形です。そういう人間の部下になりたいですか?
私は楽観的なロマンティストなので無理です。

おしい!広島県 について

広島県が「おしい!広島県」というPRを始めました。

負けかかっている側の自虐PRは負けを確定させるのでやってはいけない。
大事なことなので強調しておきました。
※ なにをもって負けとするかという話ですけど、地方はどこも負けかかってるようなもんです今のところ

とりあえず前例として、ソニーのβ規格とセガのドリームキャストを挙げておきます。
βがVHSに押され始めた頃、ソニーは「βは負けたのか?」(うろ覚え)というコピーで広告を出しました。
βはむしろライバルより優れてるというのが広告の趣旨だったけど、コピーの印象が強すぎて逆に「βって負けてたのね」という印象を与えてしまいました。そしてそのままVHSに敗れました。
そしてドリームキャスト。湯川専務そして「セガなんてダッセーよな」「セガは倒れたままなのか」というあれです。
金を湯水のように使ったプロモで話題性は高く初速は良かったけど、あとはまったく続きませんでした。
人は勝っているハードを買うのであり、ハードを勝たせようとして買うのではありません。
セガは秋元康に騙されていました。

自虐PRというのは、広告代理店がじり貧の客から金を巻き上げるための型ですよ。話題性だけを考えていて持続性がない。
タレントを使いまくった演劇風のCMはゴミそのもの。地方PRなんだからリアル地方人やリアル地方映像を見せないと意味がない。「広島県に来ればCMみたいなものが観られる・体験できる」という形でないと。
派手だけど情報が薄い公式サイトはクズそのもの。必要なのは観光資源の的確な情報と検索性だよ。交通機関、場所、見所、おすすめ観光ルート。

いいかげん、広告代理店が「話題性」だけを考えていることに気付かないと。PR=話題性だと結論づけているような企画はカスそのものです。
広島県に "正しく" 興味を持ってもらうには正攻法しかなく、自虐PRなどの邪道は金をドブに捨てるだけなのを見抜かないといけない。広島県の広報担当はそれを見抜けなかったらしい。

東南アジアのとある国にて

東南アジアのとある国で見た風景、それはウイリアム・ギブスン的だった。
高層ビルがなく建物はほとんど平屋、軒先でいろんな物を売る人たち。スーパーやコンビニが無い代わりに露天があふれてるイメージ。
125cc以下のバイクが人々の自家用車であり、幼稚園の送り迎えから荷物運搬まで悉くをバイクでやる。バイクの乗り出し価格は日本の半額だが、それでも給料の3ヶ月分近いという。

街に目をやれば、目に入るのはハイテク製品と見知ったブランド。
そして皆が持っているのはNokiaのちっさなケータイ。時間つぶしにiPhone。そこらじゅうにあるWi-Fiアクセスポイント。ベンチに座って客を待つ運転手はPSPに興じていた。
露天の看板には、読めない現地語に混じって見慣れたロゴが。Nokia。HONDA。YAMAHA。Intel。Pepsi。LG。TOYOYA。Apple…
生活水準も生活環境も日本とは大きく違うのに、持っているハイテク製品だけが日本と変わらない。上から下まで浸透するハイテク…と、ギブスンの小説さながらの世界を見てきた旅でした。

書いて外に出さないともうどうしようもないので出した。
読まない方が良いです。











































子供の頃、町内でソフトボールのチームがあって、みんなそこに入ることになってた。
私はソフトボールが嫌いだったし野球が嫌いだった。いやそうではない。友達同士で気楽にやる空き地野球は好きだったけどチームに入ってやる野球は嫌いだった。
きっかけはよく思い出せない。たぶん強制されるのが嫌で、あと集団行動もしんどかった。友達や身内との会話は楽しいが知らない人との会話は辛い。たぶん会話自体はそんなに好きじゃなかった。今でもそうだろう。
まわりの皆はそこそこ楽しそうにやっていたけど私の内心は練習ごとに「早く終われ!」と繰り返していた。
この体験。皆はちゃんとやっているのに私だけが嫌々やっていて、私はそれを一応おもてには出さない。思い出しただけでも暗い気分になる。
悪いのは自分で、ちゃんとしなさいというかけ声には応じたい。でもはっきりいって嫌なもんは嫌で、すべてが自分のせいなのだった。
んで、あれの話。
プレッシャーは来るしそれに応えたいとは思ってる。でもダメだ。「応えたい」と思ってる時点でダメだ。自分のためにやってない。というかやる気がない。あの頃のソフトボールと同じ。
一応電話で話をしてはみた。でもそこでの会話は社交辞令そのものだった。必死で言葉と話題を選んでる自分がいて、それなのに自分のことはほとんど話さなかったように思う。コミュ障というやつだ。
そもそも、自分について話せることなど対外的には何もないのだ。大学時代、自分の好きを他人に強要していたのに気がついて、それからは自分の好きなことをおおっぴらにはアピールしなくなったし、他人を誘うこともあまりなくなった。
それに私の趣味には普遍性がない。ひとことで言うとオタクであり、まわりに共通の話題を話せる人はいない。ゲームから哲学まで私の中では一貫しているが他人からみればメチャクチャな寄せ集め。
会ってどうする? 会話なんてどうせ続かない。いやとにかく会って何かすればよいのか? いっしょにご飯でも食べる? ドライブ? というか、こんなこと思考してる時点でもうどうしようもない。そしてもうとてつもなく嫌になる。子供の頃から何の進歩もない自分に。自分で自分の首を絞めている自分に。
だから端的に言うともう放っておいてほしいのだけど、たぶん最後まで放ってはおかれず、そして最後に私は己の馬鹿さ加減を死ぬほど呪うのだ。応えられなかった自分を。自分で自分の首を絞めている自分を。
そしてここでも応えられない云々と言っている通り、私はそれについて結局最後まで自分のためにやろうとはしていないというどうしようもなさなのだ。

ブラウザの無駄話

インターネットを一般の人も使えるようになった頃、ローカルなPCでやってることをブラウザ経由で全部できるのでは? データはサーバに置けばいいよね? という「ネットOS」なる試みがあった。
Windowsに「Webページをデスクトップに表示」「ファイルをシングルクリックで開く」という意味不明な機能があるのはその名残じゃないかと思ってますが。
話はやっぱりその頃に遡る。NetscapeとMSとがブラウザ機能を拡張しまくって、プラグインアーキテクチャやDynamicHTMLもそのときに生まれた。

ここからはMacの話。
ShockWaveプラグインはそれ自体がメモリの割当を要求し、それだけでMacOS全メモリの半分以上を持っていくようなヘビーなものだった。Macがオンボロというのもあって動作は実に重かった。
永ちゃんのサイトをShockWaveで見て、あまりの重さとつまらなさにウンザリしたのを思い出す。
あの頃からMozilla系のプラグインアーキテクチャは見直されたのだろうかという疑問が、頭から離れない。
いまだにブラウザごと巻き込んで落ちることがあるのは、設計が古いせいなのではという疑問が。

Mac OS Xが出て間もない頃、Carbon化されたGeckoをXULでなくCocoaとリンクしてブラウザに仕立てようというプロジェクトが始まった。
そのキメラなブラウザはFlashでゲームが出来るよう、1秒間に100回近くプラグイン領域のイベントを取りにいって、得られたキー入力をダイレクトにGeckoに回していた。
その結果Flashゲームはプレイできたが、描画がクッソ重いうえに日本語入力が効かなかった。
古いMacではMac OS XにしたときにQuickDrawをGPU描画できなくなったので、Flashの画面エフェクト、例えばフェードアウトやスムーズスクロールがとんでもない遅さになった。
プラグインのようないわば「ウインドウ内ウインドウ」の形を取るアーキテクチャにおいて、イベント確認が存在するとパフォーマンスがガタ落ちする。片方が片方を待つからだ。
Mac版Flashのイベント処理は何か拙い感じがある。クリックした時の反応がそもそも怪しく、イベントがスパッとブラウザ側に通ってる感じがしない。
この辺、MSのIEは妙に質が高いというか、さすがDirectXを作ってるだけのことはあると変に感心してみたり。
あとMac版Flashは描画パフォーマンスがWindows版の半分程度しか出ないうえにGPU支援も限定的だったりする。一度動作ログを見たところ、ずーーっとQuickDrawによる表示色デコードが行われていた。
つまり、Accerate Frameworkがない環境では単純なレンダですらCPUパワーを持っていかれるわけだ。そりゃ遅いわ。

そもそも、アプリの責任においてウインドウ内で何か別のものを動かすというのが地雷原だし、ブラウザを実行環境に見立ててJavaScriptやらの動的なスクリプトを動かすのはエコじゃない。
JavaScriptのパフォーマンス向上手法なんてまんまエミュレーターのそれじゃないですか。JIT、分岐予測、命令のキャッシュ、一括処理。
これだけハードが進歩しているのにブラウザの実行環境ときたら、Win95やPowerMacを思い出させる建て増し環境でマシンパワーを食いつぶしている。すべては利便性のためである、主に開発者の、次にユーザーの。
しかし、そのおかげでプラットフォーム非依存のサービスなりアプリなりを楽しめるわけだから、一種のトレードオフといえないこともない。

アンダーディフィートHDを買いました

グレフのSTG、アンダーディフィートHDを買いました。PS3版。
不良品を掴んだのだろう、NewOrderモードの4面ボスでBGMが必ず止まる。いまどきBGMがディスクからのストリーミングとか有り得るのかそれと思うけど、実際に起きるからしょうがない。
Xbox360のようにゲーム取り込み機能があれば良かったのに…

プレイしていて思うのは、やっぱパースついてるSTGはやりにくいということ。
レイシリーズに比べれば遥かにマシだけど、弾避け感覚は完全2Dのゲームには及ばない。
ゲーム内容はとても地味。オプション武器が3種類あるだけで自機選択もないシンプルさ。このオプション武器がどれもテクニカルな使い方を要求されるし、ショット方向の調節もある。
敵の配置を覚えてオプションをタイミングよく出して先制攻撃がすべて、パターン組んで敵を着実に潰していく地味なスタイルなのは悪くないんだけど…
自機のショットが「狙い撃ち」型なので、狙いが悪いと敵が全然破壊できず、プレイを安定させるのにかなりの努力を要する。オプションも発射方向や発射タイミングを外すとその時点でパターンが崩れるというシビアさ。
弾のバラマキ具合もやや彩京スタイルっぽく、高速扇弾なんかは自機を狙ったり狙ってなかったりで間に入るのがクソ難しい。動体視力の衰えを感じてしまう。
総じて、地味に潰していくミニマルな楽しみよりもストレスの方が優先しそうな感じでした。
横長画面のNewOrderはアーケード版よりも先手必勝の重要性が上がっている。画面前で貼り付き命。

オリジナルと比べると、ショット発射方向を右スティックに振り分けられるのが最も良い変更点。自機の動きに影響を与えることなくショットの方向を変えられる。これに慣れるとオリジナルの操作はバカバカしくてやってられない。
今のところ1周クリアできる気がしないけど、もう少しがんばってみます。
プロフィール

waverider

Author:waverider

ああ、沖縄に行きたい…

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