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Windows8タブレットに負けた

まあこれでもWindowsは仕事で使ってるから、良い話を聞かないWindows8もいけると思ってました。
…考えが甘かった。Windows8タブレットがここまで使いにくいとは。

まず、モダンUIと従来型デスクトップが併存できてないのがキツい。完全にモードが別で、仮想環境を切り替えているような操作性。
それだけならまだしも、アプリの一覧表示やWiFiの設定など、モダンUI側でしか出来ない操作があるのが超ストレスになる。
デスクトップ側から出来るのかもしれないが見つけられない。というか7から設定項目が退化してる気がする。
翻ってモダンUI側ではiOSライクなタッチ操作なんだけど、アプリの終了、メニュー呼び出し、アプリ切り替えなどの基本操作がいちいち直感的でなくて翻弄される。
なぜ起動アプリ一覧から個別終了させられんのだ? メニューのUIがアプリごとにマジでバラバラなのはどういうことだ?
というかアプリ切り替えやメニュー呼び出しなどの基本操作が「画面外から内に向かってスワイプ」などという煩雑で非論理的な動作なのはどういう了見なんだ?
CapsLockが非表示、時計が常時表示されない、モダンUIのクリップの並べ方に自由が少ない、タッチ継続で右クリックメニューを出すという便利操作がシステムワイドではない…

タッチパネルに適したUIという考え方は悪くないが、その結果がこの環境併存、ユーザーのこれまでの学習蓄積を破壊するモダンUI。そりゃ普及しないよ。
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キーボードを変えてエレコムを見直した

仕事で使ってるロジクールのキーボード K230 が壊れたので、新しいのを電気屋で探した。

キーボードの選択は重要だ。
幅が広すぎるとその分マウス位置が離れてしまって肩がこるので、テンキー有りで幅を切り詰めたものが欲しい。
構造はメンブレンで。メカニカルは音が大きいので仕事場だと迷惑になる。
アイソレーションタイプは長時間打つと疲れるので避ける。キーの周りの剛性が高すぎて指が負ける感じになるからだ。台形キーを選び、サイズはもちろんフルサイズ19mmで。

…というわけで、結局は今使ってるのとほぼ同じ構造の、エレコムのものを買った。
このキーボードはキーの中央にメンブレンゴムがあるだけ。だから横に長いキーは左右に支持部品が入っている。
ロジクールのやつはこの支持部品がスペースキーにしか入っていない。それが入っていないテンキーのゼロを私が速攻で壊してしまったわけだが、エレコムの方はテンキーのゼロやEnterキーなどにもちゃんと支持部品が入っていた。
エレコムに対する信頼感がちょっと上がった。

なぜ人々はソフトを更新しないのか

どうしてデフォルトで自動更新するんですか? を読んで。

たしかに、私の周りを見てもソフトを更新する人が少ない。
Windows Updateが自動更新の通知を出してきても放ったらかし。
FlashPlayerなんかはずーっとアップデートしてなくて、とあるサイトが動かなくなったと相談を受けてみてみたらバージョン古すぎ…ということが何度かあった。
そんな状況に業を煮やしてか、Google Chromeはユーザーに黙って自動アップデートしたりしてる。

ネットに絡むソフトは脆弱性の問題があるので、特にセキュリティアップデートなどは即座に実行すべきなんだけど、実行してくれない。
なぜか? それは、告知の文面がおかしいから。

例えば、自動車に危険度の高い欠陥が見つかった場合、リコール扱いとなってディーラーからユーザーに謝罪込みの連絡が入り、自動車を持って行ったら取りあえず謝罪のうえお時間をいただいて修理…という流れになる。
リコールという言葉の意味はそこそこ認知されてるし、企業側の責任なのでもちろん謝罪の言葉は付いてくる。
修理するにしても「ほっとくと○○という危険があります」「我々の不手際が原因でお時間取らせて申し訳ありません」というスタンス。
そこまでやって、やっと顧客に修理の重要性が伝わるわけ。

ところがソフトウェアの場合、「我々のソフトに欠陥がありました」という旨を前面に出してこない。謝罪の言葉もない。
代わりに踊る言葉は「更新」「アップデート」「セキュリティ」「脆弱性」…これでは事の本質が伝わりません。まず欠陥があることを言わないと。謝罪込みで。

つまり、アップデートを告げるダイアログは、少なくとも以下のような文面で出すべきである。

ソフトウェアの更新について重要なお知らせ

このたび、私どものソフトウェアに重大な欠陥が見つかりました。
ご愛用者の皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけした事を、深くお詫びいたします。

現在、欠陥を修正するための更新プログラムを配布いたしております。
ご多忙のところ大変恐縮ではございますが、更新プログラムを実行していただくようお願い申し上げます。

[更新プログラムをダウンロードして実行]



このようにすれば、アップデートをほったらかしにする人は減るはず。

サポセン的なことをして詰んだ

とある業者さんと打ち合わせ、いつもの通りデータをUSBメモリ経由で渡すことに。
USBメモリを預かってコピー、しかし「容量が足りません」の警告が出た。
その古いUSBメモリは、現在の水準から考えると信じられないぐらい容量が小さかったのだった。
仕方が無いので、データをzip圧縮してからコピーした。

業者さんが帰り、しばらくすると電話が鳴る。
「USBメモリが空っぽなんですけど」
「えーと、zipファイルが入ってませんか?」
「いや空っぽです」

空っぽ? そんな筈はない。アプリケーションの”開く”ダイアログを見て言ってるだろう?
”開く”ダイアログでは、対応していないファイルが非表示になるからだ。

「マイコンピュータからUSBメモリを見たら、zipファイルがありませんか?」
「ありました」
「それを開いたら中にデータが」
「開けません。Acrobat Readerが起動して”開けません”と出るんですけど」

これはイヤな予感がする。

「えーと、使ってるのはWindowsXPですよね?」
「いや、Windows2000です」

この時点で詰んだ。
zipファイルを開かせるには、
インターネットで“zip windows2000 フリーウェア”といった単語で検索してめぼしいフリーウェアを見つけてダウンロードしてインストールして場合によってはPCを再起動してからzipファイルを展開して中のデータをどこかのフォルダにコピーしてから仕事用のアプリでそのフォルダを見てデータを開く必要がある。
これをやってもらうのは無理だ。データが見えないと電話してくる時点で、業者さんのPC知識は推して知るべし。
というわけで、謝ってからもう一度来ていただくことになった。USBメモリを2個持ってくるようお願いして。

日頃から業務でPCを使っている人でも、基本的に思える動作 - 例えばファイルの移動やコピー、ディレクトリの移動、圧縮ファイルの展開など - がおぼつかないのはよくある話。
zipアーカイバをインストールしてもらうのも敷居が高いので、できればUSBメモリを買い替えてほしいのだが…
こちらで買ってやらない限りはそのまま使い続けるだろう。

Firefox4のキャッシュ設定について

404 Blog Not Found:備忘録 - Firefox 4 がキャッシュ使いすぎてたので を読んで、Firefox4からディスクキャッシュの仕組みが変わったのにはじめて気が付いた。

Firefox 4 Beta 9 – 素晴らしい機能を満載して登場 « Mozilla Developer Street (modest) によると、

Firefox 4 では、ユーザのハードディスク空き容量に応じてキャッシュサイズが動的に設定されるようになったため、キャッシュのヒット率が格段に上がります [キャッシュが見つからずに再度ファイルがダウンロードされてしまう状況が少なくなり、無駄なアクセスが減るということです]。

ということらしい。

Firefox4.0.1のソース nsCacheService.cpp を覗くと、キャッシュサイズは以下のような計算式で決定される。

ディスクの空きが
500MB以下 = 空き容量 x 4/10 MB
500MB~2.5GB = 250MB
2.5GB~5GB = 空き容量/10 MB
5~50GB = 625MB
50GB~75GB = 800MB
それ以上 = 1GB


このサイズを任意に設定したい場合は、環境設定 - 詳細 - ネットワークで、「キャッシュサイズを制限する」をONにして、キャッシュサイズを入力すればいい。
# 原文が Override auto cache management なので、「キャッシュサイズを制限する」は微妙に誤訳。
自動的に設定されてる数値を強制的に変更するのだから「指定する」と訳した方が実際の動作に近い。


計算式を眺める限りでは、これはFirefoxのキャッシュがディスクの空きを食いつぶさないようにするための機能らしい。
上記の説明を読んでも、キャッシュサイズが動的に設定される事と、キャッシュのヒット率が上がる事に何の関連性があるのかよく分からない。
キャッシュサイズが大きければそりゃヒット率は上がるだろうけど。上記の値はFirefox3のデフォルトよりかなり大きい気がする。

キャッシュフォルダが0~Fのディレクトリを持つようになったのは、恐らくキャッシュファイルへのアクセスを高速化するため。
WebKitを採用する前のiCabが同じ手法でキャッシュ読み出しを高速化していたので、古典的な方法なのだろう。

GoogleがOSを出すらしい

軽量カーネル+ユーザーインターフェイスはWebブラウザに一任するってことは、JavaScriptエンジンが動作の要ってことか。
構造的には、10年以上前に提唱されたOS+Java仮想マシンってのと同じ形で、JavaをWebKitに置き換えただけ。
いろいろなベンダーが夢見た「プラットフォームを問わない実行環境」の、最新のモデルといえる。
Javaが出た頃はまだPowerPCが200MHz行くか行かないかだったけど、今のNetbookは1GHz超えてるんでWebKitやAjaxもすいすい動くよね。馬力を生かして力任せにぶん回すイメージ。

戦略形態という話だと、MicrosoftがWindows95以前にやってた表計算ソフト戦争を思い出させる。
表計算ソフトをエサにして自社の次期OSの地位向上に努めたわけだが、Googleのやってることはこれと同じ。
Webサービスという形にしろ、ローカルアプリケーションという形にしろ、ある特定ベンダーの製品に依存しているという状況に大きな変わりはないし。
Google好きではない私のテンションはまったく上がりません。

早くSnow Leopardの発売日決まらないかなー。

Windows7の価格差がひどい

windows7_us_price


windows7_jp_price

米国版の価格を日本円に換算すると
Home Premium = ¥4072。日本語版 = ¥7777。
Professional = ¥9515。日本語版 = ¥14777。

ちなみに、通常価格を比較すると
Home Premium = ¥11418。日本語版 = ¥16590。
Professional = ¥19031。日本語版 = ¥27090。

しかも日本語版はダウンロード版ですら「在庫なし」。
あと、米国の先行予約には期限が設定されてないような。
(追記:米国も日本と同じで7月11日までだった。)
Appleでもここまでひどくない。

「0.999…は1に等しいのだよ、フフフ」

0.999・・・は1と等しいか - hiroyukikojimaの日記 を読んで。

これは雑誌「特選街」に載っていた話。
あるソフトで、整数の割り算の答が1になる場合「0.999…」と表示されるバグがあった。
それでユーザーがクレームをつけたんだけど、メーカーから返ってきた答えがコレ。
「0.999…は循環小数なので1に等しい。よってバグではない」

もちろんユーザーは激怒した。
「0.999…と1がいっしょだと? 3割る3は1に決まってるだろ、ふざけるな!」

Windows Vista → 7への流れが既視感ありすぎ

Vistaが総スカンを食らって、MicrosoftがVistaをブラッシュアップしてWindows7として出す流れとか、ここぞとばかりに「XPで十分」だの「ユーザーは進化を求めていない」だの「OSなんてネットに繋げりゃ何でも良い」とかいう声が飛び交うのって、5~6年前にMac OS Xが通った路そのまんま。popcultureですなあ。

「Linuxの普及しない理由」を考えていたらグダグダになった

「Linuxの普及しない理由」を思いついて、書き進めていたら論理が破綻したのですべて没。だめだこりゃ。
以下はその残骸。

欧米と日本との、Linuxに対する熱意の差(Ubuntuとか熱いよね)を見ていると、欧米には「コンピュータは大衆にとって不可欠なテクノロジーである」という認識があるんだろうなーという感じがする。大衆にとって必要なものだから無償提供に意味がある! という。PC歴の古さ、社会構造、合理主義、物理的な国土の広さetc…あたりを基礎としたコンピュータ観だろうか。
日本はあいかわらずPCが趣味の範囲から抜け出せてない。普及率はそこそこ高くなったけど社会的地位あるいは必要性は向上しとらんというか。

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ああ、沖縄に行きたい…

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