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Wine.app:MacでSteamクライアントを起動する

今回、Wine.app で Steamクライアントを起動してみたのでやり方を書いておきます。
参考にしたサイト:Wine 上の Steam で日本語が表示されない場合の対処方法 - 😃 mattintosh note 📝

0. Wine.app のインストール

Wine.app:Mac で クロエのレクイエム をプレイする
にて説明しているステップのうち、「4. 日本語フォントのインストール」までを進めておきます。
ただし、使用する Winebottler は 1.6.1 Stable にしてください。




1. WineTricks で corefonts をインストールする

Wine.app のメニューから Winetricks を開き、corefonts にチェックを入れて Apply をクリックします。
wine_corefonts




2. ライブラリ dwrite を無効化する

Wine.app のメニューから Configuration を開き、ライブラリタブを選択します。
選択したら、ライブラリの新規オーバーライドの欄に「dwrite」と入力し、「追加」をクリックします。
wine_dwrite01

すると、既存のオーバーライドの項目に dwrite が追加されるので、それを選択し「編集」をクリックします。
ダイアログが開くので、「無効化」を選択します。
wine_dwrite02
wine_dwrite03




3. Adobe Flash Player のインストール
Adobe Flash Player ダウンロード
から、Windows XP, ActiveX 版のAdobe Flash Player をダウンロードして、インストールします。
wine_flashplayer01.png
wine_flashplayer02.png




4. Steam クライアントのインストール

Steam について
から、Windows版のSteamインストーラをダウンロードします。
「いますぐSteamをインストール」ボタンのすぐ下にある、"Windows" をクリックするとインストーラをダウンロードできます。
あとは、インストーラ SteamSetup.exe を開いて、Steam クライアントをインストールします。

wine_steam01.png

インストールが終了したら、Prefix/drive_c/Program Files/Steam/Steam.exe を開いて、Steam クライアントを起動します。

注意:
Steamはゲーム販売クライアントなので、クライアントの中で
・ユーザー登録してゲームを購入
・購入したゲームを起動
するようになります。
したがって、Steam クライアントが無事に起動しても、購入したゲームが起動するとは限りません。
高スペックを要求するゲームほど動作する可能性が低いと考えてください。
損する覚悟で購入するか、体験版で試してみるか、ダメ元でやってみるしかありません。
Valveのsourceエンジンタイトル(HalfLife2、Left4Dead、Portal1,2 など)はなんとか動くようです。

下の画像は、SteamクライアントからCrimzonCloverを起動してプレイしている様子です。

wine_crimsonclover
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Wine.app:Mac で クロエのレクイエム をプレイする

iMacが寿命を迎え、新たにOS X 10.10 YosemiteのiMacがやって来ました。
ここで改めて Wine.app を使ってクロエのレクイエムをプレイする方法を書いておきます。


WineBottler のポイントは、
・フリーウェアです。
・実際には WineBottler は使いません。同梱されている Wine.app を使います。
・Windows アプリは X11.app または XQuartz.app を使って表示されます。OS X 10.10 であれば X11.app が標準インストールされています。

注意点:
Wine.app は Intel Mac でないと動作しません。
また、グラフィックスが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。

大まかな流れとしては、
1. Wine.app のインストール
2. XQuartz のインストール(OS X 10.10 であれば不要)
3. 新しい Prefix を作る
4. 日本語フォントのインストール
5. RPGツクールVX RTP のインストール
6. クロエのレクイエムをプレイ
となります。




0. 最初に

・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。(iMac late2013, OS X 10.10.1)
違う環境の Mac でもうまくいくとは限りませんので、動いたらラッキー程度の気持ちでトライしてみてください。




1. Wine.app のインストール

WineBottler - Run Windows Programs directly on OS X
から、WineBottler 1.7.31 Development をダウンロードします。
ダウンロードリンクをクリックすると巨大な広告が表示されるので、それをしばらく眺めたあとに右上の「Skip AD」をクリックします。
無事にダウンロードできたら、Wine.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダとか)にコピーします。

次に、Wine.app を起動します。OS X 10.10 では Wine.app を右クリック → 開く とすれば起動できます。
初回の起動にかなり時間がかかる場合があるので、気長に待ちます。
メニューバーにワイングラスのアイコンが現れたら起動完了です。この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。

wine_menu




2. XQuartz のインストール(オプション)

・OS X 10.8〜10.9 の場合
上記の場合では、XQuartz 最新版をインストールする必要があります。
XQuartz
から XQuartz 2.7.7 をダウンロードして、インストールします。




3. 新しい Prefix を作る

Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
「Prefix」という名前の Prefix (ややこしい…)が既に存在しているかもしれません。
これにいろいろインストールしても良いですが、環境を作り直すときなどに面倒なので、新しい Prefix を作ります。
Wine メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例ではホームの書類フォルダを指定しています。
※ ホームに最初から用意されている「書類」「デスクトップ」といったフォルダは、実は内部的に「Documents」「Movies」のような英語名になっているので大丈夫です
作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix(ボトル)も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。
また、最初からあった「Prefix」も、できれば消さないようにしてください。


作られた「TOHO」をクリックするとダイアログが出るので、OK をクリックすると、TOHO がデフォルトの Prefix に設定されます。
wine_changeprefix




4. 日本語フォントをインストールする

日本語フォントをインストールしないと、インストーラが文字化けしたり、ゲーム中の文字がかなり読みにくくなったりするので、日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz をダウンロードします。この中の fonts フォルダにIPAモナーフォントが入っています。

ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。メニューから「Quit Wine」を選んで、いったん Wine.app を終了しましょう。
次に、2. で作成した Prefix を Finder で探します。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、書類フォルダを開くとそこにあるはずです。
見つけたら、その中にある drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォントの5つのファイル
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
これらを、Fonts フォルダにコピーします。

ipa_mona_copy

次に、作成した Prefix 内の「user.reg」をテキストエディットで開きます。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、TOHO フォルダを開くとそこにあるはずです。

開いたら、そのいちばん最後に、以下の文字列をコピーしてください。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"



user_reg_copy


ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "~" = "~" という形式の途中に改行は入りません。
コピーが成功すると、下のスクリーンショットのようになります。参考にしてください。

userreg.jpg

テキストエディットの設定によっては、user.reg を保存するとコピーした文字列の\記号が¥記号に変わったり、消えてしまうことがあります。
東方輝針城 体験版インストーラを起動したときに「日本語フォントをインストールしたはずなのに、字が小さくて読みにくい…」「文字化けして字がまったく読めない…」と思ったら、user.reg を開いて、文字列が正しくコピーされているかどうか確認してください。




5. RPGツクールVX RTP のインストール

RPGツクールVX RTPダウンロード
から vx_rtp202.zip をダウンロードして、中にある setup.exe を開きます。
Wine.app 以外のアプリケーションで開かれてしまう時は、右クリック → このアプリケーションで開く を使いましょう。
rpg_tukuru_vx_install
あとは、指示に従ってインストールします。
途中でインストール場所を訊かれますが、そのまま「次へ」をクリックすればOKです。




6. クロエのレクイエムをプレイ

クロエのレクイエム 公式サイト
から、クロエのレクイエム 1.20 (cloe.zip) をダウンロードします。

次に、クロエのレクイエムを無事に起動させるために、Wine の設定を変更します。
Wine メニューから「Configuration...」を選び、画面タブで「仮想デスクトップをエミュレートする」をONにします。デスクトップの大きさは 800 x 600 のままでよいです。

wine_desktop_emu.jpg


最後に、cloe.zipを開き、中にある クロエのレクイエム.exe をWine.appで開きます。
この記事を書いた時点では最後までプレイしてません。
ゲーム進行中にエラーで止まる可能性もありますが、悪しからず。

cloe_title
cloe01

※ 補足
・F12キーなどを使うには、fnキーを押しながら操作します。

Wine.app 1.6.1:Richeditの行挿入エラーが出る場合の対処法

Floor project の「フロアーXIIIの心象」をインストールしようとしたところ、「Richedit の行挿入エラー」が出てインストールができなかった。

対処法
1. Wine.app のメニューから Winetricks を開き、riched20 にチェックを入れて Apply をクリックする。
2. Wine.app のメニューから Configuration → ライブラリを開き、ライブラリの新規オーバライドから riched20 を選んで 追加 をクリックする。
3. 追加したら、編集… をクリックして「ネイティブ版 (Windows) 」を選択する。

Macで 霧雨が降る森 をプレイする

ホラーゲーム「霧雨が降る森」を Mac でプレイする試みです。
過去記事の更なる焼き直しなんですけど、改めて Wine.app の使い方を解説してみたり。


Wine.app のポイントは、
・フリーウェアです
・同梱されている WineBottler.app は使いません。
・Windows アプリは X11.app または XQuartz で表示されます。

ちなみに、うちの環境はこんな感じです:
霧雨が降る森のバージョン = 1.06
WineBottler のバージョン = 1.6.1 Stable
Mac = iMac early 2008
グラフィックス - ATI Radeon HD 2600 Pro
OS X 10.9

注意点:
Wine.app は Intel Mac でないと動作しません。
また、グラフィックスが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。


大まかな流れとしては、
1. XQuartz のインストール
2. Wine.app のインストール
3. 新しい Prefix を作る
4. 日本語フォントのインストール
5. RPGツクールVX Ace RTP のインストール
6. 霧雨が降る森 のインストール
となります。



0. 最初に

・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。違う環境の Mac でもうまくいくとは限りませんのでご注意を。




1. XQuartz のインストール

Wineを表示するために、XQuartz 最新版をインストールする必要があります。
XQuartz
から XQuartz 2.7.5 をダウンロードして、インストールします。




2. Wine.app のインストール

WineBottler | Run Windows-based Programs on a Mac
から、WineBottlerをダウンロードしましょう。
ダウンロードリンクをクリックするとウインドウいっぱいの広告が表示される

それをしばらく眺めたあとに右上の「Skip AD」をクリックする

ダウンロードページが開いて、自動的にダウンロードが始まります。

無事にダウンロードできたら、Wine.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダなど)にコピーします。

次に、Wine.app を起動します。
初回の起動はかなり長いので気長に待ちます。
この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。
wine_menu




3. 新しい Prefix を作る

Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
「Prefix」という名前の Prefix (ややこしい…)が既に存在しているかもしれません。
これにいろいろインストールしても良いですが、環境を作り直すときなどに面倒なので、新しい Prefix を作ります。
Wine メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例ではホームの書類フォルダを指定しています。
※ ホームに最初から用意されている「書類」「デスクトップ」といったフォルダは、実は内部的に「Documents」「Movies」のような英語名になっているので大丈夫です

作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix(ボトル)も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。
また、最初からあった「Prefix」も、できれば消さないようにしてください。


作られた「TOHO」をクリックするとダイアログが出るので、OK をクリックすると、TOHO がデフォルトの Prefix に設定されます。

wine_changeprefix




4. 日本語フォントのインストール

日本語フォントをインストールしないと、インストーラが文字化けしたり、ゲーム中の文字がかなり読みにくくなったりするので、日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz をダウンロードします。この中の fonts フォルダにIPAモナーフォントが入っています。

ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。メニューから「Quit Wine」を選んで、いったん Wine.app を終了しましょう。
次に、2. で作成した Prefix を Finder で探します。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、書類フォルダを開くとそこにあるはずです。
見つけたら、その中にある drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォントの5つのファイル
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
これらを、Fonts フォルダにコピーします。

ipa_mona_copy

次に、作成した Prefix 内の「user.reg」をテキストエディットで開きます。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、TOHO フォルダを開くとそこにあるはずです。

開いたら、そのいちばん最後に、以下の文字列をコピーしてください。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"



user_reg_copy

ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "~" = "~" という形式の途中に改行は入りません。
コピーが成功すると、下のスクリーンショットのようになります。参考にしてください。

userreg.jpg

テキストエディットの設定によっては、user.reg を保存するとコピーした文字列の\記号が¥記号に変わったり、消えてしまうことがあります。
RPGツクールVX Ace RTP インストーラを起動したときに「日本語フォントをインストールしたはずなのに、字が小さくて読みにくい…」「文字化けして字がまったく読めない…」と思ったら、user.reg を開いて、文字列が正しくコピーされているかどうか確認してください。




5. RPGツクールVX Ace RTP のインストール

霧雨が降る森をプレイするには、RPGツクールVX Ace RTP のインストールが必要です。
まず、
RPGツクールVX Ace RTPダウンロード
から vxace_rtp100.zip をダウンロードして開きます。
すると RPGVXAce_RTP100 フォルダが作られるので、その中にある Setup.exe を Wine.app で開きます。
rpg vx ace
ここで Prefix を選択するダイアログが出る場合は、先ほど作った「TOHO」が選択されているのを確認してから Go をクリックします。
※ このダイアログは、Wine.app で何かファイルを開くたびに表示されます。
※ 左下の「Don't show this dialog again」をONにすると、次からはダイアログ表示が省略されます。

途中でインストール先を選択するところがありますが、特に変更せずそのまま「次へ」をクリックでOKです。
prgvxace_place




6. 霧雨が降る森 のインストール

霧雨が降る森:無料ゲーム by ふりーむ!
から kirisame1.06.exe をダウンロードして、Wine.app で開きます。
解凍先を聞かれるので、好きなフォルダを指定するとそこに Kirisame1.06 フォルダがコピーされます。
kirisame_place.jpg
※ ダウンロードフォルダなどに、解凍先フォルダをあらかじめ作っておくと楽です

これで準備完了、Kirisame1.06 フォルダ内の Game.exe を Wine.app で開きましょう。
X11.app の設定によっては、フルスクリーンモードへの移行を許可するためのダイアログが表示されます。
とりあえず「許可」にすると、霧雨が降る森が起動するはずです。キーボードで操作します。
kirisame.jpg

Wine.app:Mac で 物念世界をプレイする

ニコニコ動画のランキングで最近見かける「物念世界」。
Ibや東方シリーズと同じく、こちらも Wine.app でのプレイが可能です。
Wine.appの場合、RPGツクール関係は動作するものが少ないのですが、物念世界はツクールなしで単独動作します。

やり方は waveriderの日記 Wine.app:Mac で 東方輝針城 体験版をプレイする と同じです。
ゲームのダウンロードは 物念世界:無料ゲーム by ふりーむ!から。

東方輝針城の代わりに物念世界をインストールするんですが、ダウンロードするnenn111.exeは自己解凍ファイルなので、起動すると圧縮ファイルの展開先を訊いてきます。
nenn_insatll
右側の「…」ボタンをクリックすると展開先を指定できるので、あらかじめ空のフォルダを作っておくとよいでしょう。
そして展開先フォルダを開いて、nenn111 フォルダ中にある「Game.exe」を開きます。

まだ最初の方しかプレイしていないので、最後までちゃんとプレイできるかどうか未確認です。
説明書に「フルスクリーンでのプレイは推奨しない」とあるので、ウインドウモードでプレイした方がよさそうです。
nenn_screen01

Wine.app:Mac で 東方輝針城をプレイする

東方輝針城 製品版が委託開始されて…2週間ぐらい経ちました。

waveriderの日記 Wine.app:Mac で 東方輝針城 体験版をプレイする と同じやり方で、東方輝針城のインストールおよびプレイが可能です。
1280x960の高解像度プレイはやはりフレームレートが安定しません。640x480だと大丈夫。フルスクリーンでのプレイは不可能なようです。

いままで書いていませんでしたが、東方輝針城のプレイデータは prefix フォルダ内の drive_c/users/ユーザー名/Application Data/ShanghaiAlice/TH14 以下に保存されています。
ゲーム中にキーボードのPを押して撮るスクリーンショットもここに保存されます。

あと、NXWineという新しいWineアプリケーションがデビューしていますが、OS X 10.8で試した限りでは東方輝針城を起動できませんでした。

最近の東方は以前のような「美麗でゆっくりな弾幕」ではなく、全体的に弾速が上がっていて殺しにきてる感じです。輝針城でも霊撃を使い切ってから死ぬ的な心構えが超重要。

th14_000.jpg

th14_002_2013082518001002a.jpg

Wine.app:Mac で 東方輝針城 体験版をプレイする

東方輝針城 体験版が配布開始されました。
OS X も 10.8 になり、WineBottler もバージョンアップしたということで、ここで改めて Wine.app を使って東方Projectのゲームをプレイする方法を書いておきます。

WineBottler のポイントは、
・フリーウェアです。
・実際には WineBottler は使いません。同梱されている Wine.app を使います。
・Windows アプリは X11.app または XQuartz.app を使って表示されます。OS X 10.5〜10.7 であれば X11.app が標準インストールされています。

注意点:
Wine.app は Intel Mac でないと動作しません。
また、グラフィックスが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。
また、2012年7月に Wine.app が 1.4 にバージョンアップされていますが、このバージョンは
・OS X 10.5 および 10.6 では、音が出ない
というトラブルが起きるかもしれません。そのときは、以前のバージョン(1.2.3 直リンクにつき注意)を使ってみてください。


大まかな流れとしては、
1. Wine.app のインストール
2. XQuartz のインストール(オプション)
3. 新しい Prefix を作る
4. 日本語フォントのインストール
5. 東方輝針城 体験版のインストール
6. 東方輝針城 体験版をプレイ
となります。




0. 最初に

・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。(iMac early2008, OS X 10.8.4)
違う環境の Mac でもうまくいくとは限りませんので、動いたらラッキー程度の気持ちでトライしてみてください。




1. Wine.app のインストール

WineBottler - Run Windows Programs directly on OS X
から、WineBottler 1.4.1.5 Stable をダウンロードします。
ダウンロードリンクをクリックすると巨大な広告が表示されるので、それをしばらく眺めたあとに右上の「Skip AD」をクリックします。
無事にダウンロードできたら、Wine.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダとか)にコピーします。

次に、Wine.app を起動します。OS X 10.8 では Wine.app を右クリック → 開く とすれば起動できます。
初回の起動にかなり時間がかかる場合があるので、気長に待ちます。
メニューバーにワイングラスのアイコンが現れたら起動完了です。この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。

wine_menu




2. XQuartz のインストール(オプション)

・Wine.app が 1.4 以降の場合
・OS X 10.8 の場合
上記のいずれかの場合では、XQuartz 最新版をインストールする必要があります。
XQuartz
から XQuartz 2.7.4 をダウンロードして、インストールします。




3. 新しい Prefix を作る

Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
「Prefix」という名前の Prefix (ややこしい…)が既に存在しているかもしれません。
これにいろいろインストールしても良いですが、環境を作り直すときなどに面倒なので、新しい Prefix を作ります。
Wine メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例ではホームの書類フォルダを指定しています。
※ ホームに最初から用意されている「書類」「デスクトップ」といったフォルダは、実は内部的に「Documents」「Movies」のような英語名になっているので大丈夫です
作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix(ボトル)も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。
また、最初からあった「Prefix」も、できれば消さないようにしてください。


作られた「TOHO」をクリックするとダイアログが出るので、OK をクリックすると、TOHO がデフォルトの Prefix に設定されます。
wine_changeprefix




4. 日本語フォントをインストールする

日本語フォントをインストールしないと、インストーラが文字化けしたり、ゲーム中の文字がかなり読みにくくなったりするので、日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz をダウンロードします。この中の fonts フォルダにIPAモナーフォントが入っています。

ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。メニューから「Quit Wine」を選んで、いったん Wine.app を終了しましょう。
次に、2. で作成した Prefix を Finder で探します。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、書類フォルダを開くとそこにあるはずです。
見つけたら、その中にある drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォントの5つのファイル
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
これらを、Fonts フォルダにコピーします。

ipa_mona_copy

次に、作成した Prefix 内の「user.reg」をテキストエディットで開きます。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、TOHO フォルダを開くとそこにあるはずです。

開いたら、そのいちばん最後に、以下の文字列をコピーしてください。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"



user_reg_copy


ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "~" = "~" という形式の途中に改行は入りません。
コピーが成功すると、下のスクリーンショットのようになります。参考にしてください。

userreg.jpg

テキストエディットの設定によっては、user.reg を保存するとコピーした文字列の\記号が¥記号に変わったり、消えてしまうことがあります。
東方輝針城 体験版インストーラを起動したときに「日本語フォントをインストールしたはずなのに、字が小さくて読みにくい…」「文字化けして字がまったく読めない…」と思ったら、user.reg を開いて、文字列が正しくコピーされているかどうか確認してください。




5. 東方輝針城 体験版のインストール

東方輝針城 ~ Double Dealing Character.
から setup_th14_001b.zip をダウンロードして、中にある setup_th14_001b.exe を開きます。
Wine.app 以外のアプリケーションで開かれてしまう時は、右クリック → このアプリケーションで開く を使いましょう。

toho_kisinjyo_install01

あとは、指示に従ってインストールします。
途中でインストール場所でアイコンの作成を訊かれますが、そのまま「次へ」をクリックすればOKです。




6.東方輝針城 体験版をプレイ

東方輝針城を無事に起動させるために、Wine の設定を変更します。
Wine メニューから「Configuration...」を選び、画面タブで「仮想デスクトップをエミュレートする」をONにします。デスクトップの大きさは 800 x 600 のままでよいです。

wine_desktop_emu.jpg

つぎに、先ほどインストールした東方輝針城 体験版を起動します。
作成した Prefix 内の drive_c/Program Files/上海アリス幻樂団/東方輝針城体験版/th14.exe を開きます。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、TOHO フォルダを開くとそこにあるはずです。

kisinjyo_exe.jpg

最初に画面サイズを訊かれますので、「640x480」「フルスクリーンで起動する」を選択して、ゲームを起動します。

音が出ない場合は、以下の手順を試してみてください。
Wine.app のメニューから「Winetricks」を選ぶと、Winetricks ウインドウが開きます。
項目の中から「l3codecx」と「ddr=gdi」にチェックを入れて、「Apply」をクリックしてインストールします。


wine_allfotsinstall

※ 補足
・画面サイズ「1280x960」でもプレイできますが、ゲームスピードが半分以下に落ちる場合があります。どういう条件で起きるかは今のところ不明です。
・USB ゲームパッドが使えます。 私はエレコム JC-U3312SBU というゲームパッドを使っていますが、問題なくプレイできています。

Wineと東方Project双方のバージョンが上がったため、会話文やスペルカード表示が見やすくなったりゲームパッドが使えたりとありがたい限りです。
また輝針城だけでなく、東方Projectの以前のタイトルもプレイ可能です。体験版をダウンロードして試してみるとよいでしょう。

kisinjyo_001

kisinjyo_002

Wine.app:Mac で Ib(イヴ)をプレイする

ニコニコ動画の実況で火がついたらしいホラーゲーム、Ib (イヴ)を Mac でプレイする試みです。
まあ過去記事の焼き直しなんですけど、改めて Wine.app の使い方を解説してみたり。
Ib の動作については、私の環境ではラストまで問題なくプレイできました。

WineBottler のポイントは、
・フリーウェアです
・実際には WineBottler は使いません。同梱されている Wine.app を使います。
・Windows アプリは X11.app または XQuartz で表示されます。OS X 10.5〜10.7 では X11.app が標準インストールされています。

ちなみに、うちの環境はこんな感じです:
Ib のバージョン = 1.05
WineBottler のバージョン = 1.6-rc5
Mac = iMac early 2008
グラフィックス - ATI Radeon HD 2600 Pro
OS X 10.8.5

注意点:
Wine.app は Intel Mac でないと動作しません。
また、グラフィックスが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。


大まかな流れとしては、
1. Wine.app と WineBottler のインストール
2. XQuartz のインストール(オプション)
3. 新しい Prefix を作る
4. 日本語フォントのインストール
5. RPGツクール2000 RTP のインストール
6. Ib のインストール
7. Ib が起動しない場合
となります。



0. 最初に

・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。違う環境の Mac でもうまくいくとは限りませんのでご注意を。




1. Wine.app のインストール

WineBottler | Run Windows-based Programs on a Mac
から、WineBottlerをダウンロードしましょう。
Ib 1.05に対して
OS X 10.7 〜 10.8 の場合 = WineBottler 1.6-rc5 を推奨。これでIbが動かないときは 1.4.1.6 を試す
OS X 10.6 以前の場合 = WineBottler 1.2.5 を推奨

となります。
ダウンロードリンクをクリックするとウインドウいっぱいの広告が表示されるので、それをしばらく眺めたあとに右上の「Skip AD」をクリックするとダウンロードページに進みます。
無事にダウンロードできたら、Wine.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダなど)にコピーします。

次に、Wine.app を起動します。
初回の起動はかなり長いので気長に待ちます。
この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。

wine_menu




2. XQuartz のインストール(オプション)

・Wine.app が 1.4 以降の場合
・OS X 10.8 の場合
上記のいずれかの場合では、XQuartz 最新版をインストールする必要があります。
XQuartz
から XQuartz 2.7.4 をダウンロードして、インストールします。




3. 新しい Prefix を作る

Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
「Prefix」という名前の Prefix (ややこしい…)が既に存在しているかもしれません。
これにいろいろインストールしても良いですが、環境を作り直すときなどに面倒なので、新しい Prefix を作ります。
Wine メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例ではホームの書類フォルダを指定しています。
※ ホームに最初から用意されている「書類」「デスクトップ」といったフォルダは、実は内部的に「Documents」「Movies」のような英語名になっているので大丈夫です
作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix(ボトル)も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。
また、最初からあった「Prefix」も、できれば消さないようにしてください。


作られた「TOHO」をクリックするとダイアログが出るので、OK をクリックすると、TOHO がデフォルトの Prefix に設定されます。
wine_changeprefix




4. 日本語フォントのインストール

日本語フォントをインストールしないと、インストーラが文字化けしたり、ゲーム中の文字がかなり読みにくくなったりするので、日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から opfc-ModuleHP-1.1.1_withIPAMonaFonts-1.0.8.tar.gz をダウンロードします。この中の fonts フォルダにIPAモナーフォントが入っています。

ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。メニューから「Quit Wine」を選んで、いったん Wine.app を終了しましょう。
次に、2. で作成した Prefix を Finder で探します。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、書類フォルダを開くとそこにあるはずです。
見つけたら、その中にある drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォントの5つのファイル
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
これらを、Fonts フォルダにコピーします。

ipa_mona_copy

次に、作成した Prefix 内の「user.reg」をテキストエディットで開きます。
今回の例では「TOHO」という名前の Prefix を書類フォルダに作りましたので、TOHO フォルダを開くとそこにあるはずです。

開いたら、そのいちばん最後に、以下の文字列をコピーしてください。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"



user_reg_copy

ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "~" = "~" という形式の途中に改行は入りません。
コピーが成功すると、下のスクリーンショットのようになります。参考にしてください。

userreg.jpg

テキストエディットの設定によっては、user.reg を保存するとコピーした文字列の\記号が¥記号に変わったり、消えてしまうことがあります。
RPGツクール2000 RTP インストーラを起動したときに「日本語フォントをインストールしたはずなのに、字が小さくて読みにくい…」「文字化けして字がまったく読めない…」と思ったら、user.reg を開いて、文字列が正しくコピーされているかどうか確認してください。




5. RPGツクール2000 RTP のインストール

Ibをプレイするには、RPGツクール2000 RTP のインストールが必要です。
まず、
RPGツクール2000 RTP / ファミ通.com無料ゲーム
から、自己解凍形式 2000rtp.exe をダウンロードします。

※ 最新のものは zip 形式に変更されています。こちらの場合、ダウンロードした 2000rtp.zip をダブルクリックで展開して、中にある RPG2000RTP.exe を Wine.app で開いてインストールします。

ダウンロードしたファイルが自己解凍形式 2000rtp.exe の場合は、解凍先をあらかじめ作っておきます。今回の例では、2000rtp.exe と同じ場所に「rtp」フォルダを作っておきます。

※ 解凍先フォルダ名に日本語を使わないようにします。日本語の名前がついたフォルダの中もNGです。
(ホームに最初からある「デスクトップ」「書類」などのフォルダは例外です)
これを守っていないと、2000rtp.exe のインストールに失敗する場合があります。

次に Wine.app を起動し、ダウンロードした 2000rtp.exe を開きます。
(CrossOver や MikuInstaller を使っている場合は、コンテキストメニューの「このアプリケーションで開く…」から Wine.app を指定しましょう)
Prefix を選択するダイアログが出る場合は、「TOHO」が選択されているのを確認してから Go をクリックします。

※ このダイアログは、Wine.app で何かファイルを開くたびに表示されます。
※ 左下の「Don't show this dialog again」をONにすると、次からはダイアログ表示が省略されます。

wine_open_file

解凍先を指示するダイアログが出たら「参照…」をクリックして、先ほど作った rtp フォルダを指定してから「OK」をクリックします。
※ ここで文字化けしている場合は、日本語フォントのインストールに失敗しています。
5. に戻って、フォントをちゃんと Fonts フォルダにコピーしているか、user.reg に書き込んだ文字列が間違っていないか、などを確認してみましょう。

rtp_extract

rtp_folderselect

そして解凍されたファイル群の中から「RPG2000RTP.exe」を開き、画面の指示に従ってインストールします。
ダウンロードファイルが zip 形式の場合も同じく、それを展開して中にある「RPG2000RTP.exe」を開きます。
途中でインストール先を参照するところがありますが、特に変更せずそのまま「次へ」をクリックでOKです。

rtp_install01

rtp_install02




6. Ib のインストール

Ibの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
から Ib_1.04.zip をダウンロードして、好きな場所に解凍します。

次に、「「うごくえほん」が読み込めない方へ」内にある「パッチ適用方法」を読んで、そこの指示通りにします。
これで準備完了、Ib.exe を Wine.app で開きましょう。
X11.app の設定によっては、フルスクリーンモードへの移行を許可するためのダイアログが表示されます。

x11_fullscreen

とりあえず「許可」にすると、Ib が起動するはずです。キーボードで操作します。




7. Ib が起動しない場合

以上の手順を終えても
・OLEエラーが出て画面が表示されない
・音が全く出ない
などで Ib が正しく起動しない場合、以下の手順を順番に試してみてください。

1. Wine メニューから「Configuration...」を選び、画面タブで「仮想デスクトップをエミュレートする」をONにします。デスクトップの大きさは 800 x 600 のままでよいです。

2. Wine.app のメニューから「Winetricks」を選ぶと、Winetricks ウインドウが開きます。
項目の中から「l3codecx」と「ddr=gdi」にチェックを入れて、「Apply」をクリックしてインストールします。

※ 補足
・フルスクリーンだとかなり処理落ちします。ウインドウモードでのプレイがおすすめ。
・command + option + A で、フルスクリーンモードから強制的に抜けられます。
・fn + F4 でウインドウモードとフルスクリーンモードとを切り替えられます。
・fn + F12 で強制的にタイトル画面に戻ります。
・話す、調べる、決定は、スペースキーでも可能です。

ib_play

美術館でのホラーストーリーを楽しみましょう。

Wine.app で東方神霊廟 体験版をプレイする

東方神霊廟 体験版がWebで公開された! けど、ついに CrossOver9.0 でも起動しなくなりました。
というわけで、Wine.app で動かしてみました。
やり方は、Mac:Wine.app で東方Projectのゲームをプレイする(妖精大戦争篇)と同じです。DirectXのバージョンも妖精大戦争と同じままでOKです。
ゲームは星蓮船よりも簡単になっていました…が、エクステンドとスペルカードの出現チャンスにトランスを揃えないとひもじいプレイになってしまったり。
shinreibyu_001

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shinreibyou_003


Mac:Wine.app で東方Projectのゲームをプレイする(妖精大戦争篇)

東方Project 12.8弾、妖精大戦争が委託開始されました! と思ったら、CrossOver8.x だとインストールに失敗する!
CrossOver9.x なら起動するけど、うーむ。

というわけで、WineBottler を使って妖精大戦争をプレイする方法を記しておきます。
WineBottler のポイントは、
・フリーウェアです
・実際には WineBottler は使いません、同梱されている Wine.app が主役です
・Windowsアプリは、X11.app を使って動作します
・X11.app がゲームパッドを認識しないため、ゲームパッドを使うには USB OverDrive などの別ソフトが必要です

ちなみに、うちの環境はこんな感じです:
iMac early 2008
グラフィック - ATI Radeon HD 2600 Pro
MacOS X 10.6.4
グラフィックが非力な Mac だと(グラフィックが Intel GMAの Mac とか)、スムーズにプレイできないかもしれません。

0. 最初に
・拡張子 exe のファイルは、Wine.app で開きます。
・ここに書いた方法は、私の環境での例です。違う環境のMacでもうまくいくとは限りませんのでご注意を。

1. Wine.app と WineBottler のインストール、アップデート
WineBottler - Run Windows Programs directly on OS X
からダウンロードして、Wine.app と WineBottelr.app を適当なフォルダ(アプリケーションフォルダとか)にコピーします。
次に、Wine.app を起動します。
この Wine.app は常駐型のアプリケーションで、メニューバーのアイコンから操作します。
メニューから「Preferences…」を開き、「Check for Updates now…」を選ぶとアップデートを促されるので、そのままアップデートします。

wine_menu

wine_update



2. Prefix を作る
Prefix とは、Windows 仮想環境を保管するフォルダのことで、CrossOver Mac でいうボトルと同じものです。
Windows アプリのインストールは、この Prefix に対して行います。

まず、Wine.app を起動します。
メニューの「Change Prefix…」を選ぶと Change Prefix ウインドウが前面になるので、「Add…」を選びます。
wine_changeprefix

Prefix の名前と保存場所を指定します。
Prefix の名前は、英字のみ、空白を含まない方がトラブルを防げます。この例では「TOHO」という名前にしています。
保存場所はパスに日本語を含んでいない場所ならどこでも良いです。
この例では書類フォルダを指定しています。
作成が完了すると、Change Prefix ウインドウに作成した Prefix が表示されます。

wine_AddPrefix

wine_prefix_created

wine_prefixadded

※ CrossOver Mac や MikuInstaller を使っていると、それら用の Prefix も表示されます。
間違って消してしまわないように注意しましょう。




3. 英語フォントと DirectX をインストールする
英語フォントのインストールには、Winetricksを使います。
まず、Change Prefix ウインドウで、インストール対象にする Prefix をクリックで選びます(ダイアログが表示されるので、OK を選びます)

wine_changeprefix

次に、Wine.app のメニューから「Winetricks」を選ぶと、Winetricks ウインドウが前面に出ます。
項目の中から「d3dx9」と「all fonts」にチェックを入れて、「Apply」をクリックするとインストールが始まります。
wine_allfotsinstall



4. 日本語フォントをインストールする
このままの状態では日本語を正しく表示できないので、日本語フォントをインストールします。
まず、
IPAモナーフォント
から IPA モナーフォントをダウンロードします。
ここからの作業は、Wine.app を終了してから行います。(メニューバーのWineアイコンから、Wineを終了しましょう)
2. で作成した Prefix (この例では「TOHO」という名前)を Finder で探します。
そこから drive_c/windows/Fonts フォルダを開き、IPA モナーフォント
・ipag-mona.ttf
・ipagp-mona.ttf
・ipagui-mona.ttf
・ipam-mona.ttf
・ipamp-mona.ttf
を、Fonts フォルダにコピーします。
wine_fonts

次に、作成した Prefix (この例では「TOHO」という名前)フォルダ内にある「user.reg」をテキストエディットで開き、その末尾に以下の文字列をコピーして保存します。

[Software\\Wine\\Fonts\\Replacements]
"MS Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS Mincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"MS PGothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"MS PMincho"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"
"MS UI Gothic"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc UI\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc \x660e\x671d"
"\xff2d\xff33 \xff30\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x30b4\x30b7\x30c3\x30af"
"\xff2d\xff33 \xff30\x660e\x671d"="IPA \x30e2\x30ca\x30fc P\x660e\x671d"


ブラウザによっては円記号がバックスラッシュになっているかもしれませんので、円記号(半角)に直してください。
また、ブログの幅が狭いので変な箇所に改行が入っていますが、実際には、 "~" = "~" という形式の途中に改行は入りません。
下のスクリーンショットを参考にしてください。

wine_userreg

wine_userreg_fontadd



5. DirectX を改めてインストールする(必須ではない)
Winetricksで DirectX をインストールした…はずですが、問題が発生する場合は本家の DirectX をインストールしてみましょう。
まず、
Download details: DirectX End-User Runtimes (June 2010)
から、directx_Jun2010_redist.exe をダウンロードします。

次に、ダウンロードした DirectX の解凍先をあらかじめ作ります。
今回の例では、デスクトップに「directx」フォルダを作っておきます。

※ フォルダ名に日本語を使わないようにします。日本語の名前がついたフォルダの中もNGです。
(ホームにあるデスクトップや書類フォルダなどは例外です) 
これを守っていないと、DirectXのインストールに失敗します。


次に Wine.app を起動し、ダウンロードした directx_Jun2010_redist.exe を開きます。
(CrossOver や MikuInstaller を使っている場合は、コンテキストメニューの「このアプリケーションで開く…」から Wine.app を指定しましょう)
Prefix を選択するダイアログが出るので、「TOHO」が選択されているのを確認してから Go をクリックします。

※ このダイアログは、Wine で何かファイルを開くたびに表示されます。

wine_open_file

解凍先を指示するダイアログが出たら「Browse…」をクリックして、先ほどデスクトップに作った directx フォルダを指定します。

wine_directx_browse
wine_directx_folder


そして解凍されたファイル群の中から「DXSETUP.exe」を開き、画面の指示に従って DirectX をインストールします。
wine_dxsetup
wine_directx_install

wine_directx_finished

インストール完了したあと先に進めなくなることがあります。その時は Wine.app を終了します。



6. 妖精大戦争のインストール
Wine.app を起動し、妖精大戦争のディスク内にある「setup.exe」を開きます。
wine_toho_setup
wine_toho_installer

画面の指示に従ってインストールします。
インストール先はデフォルトのままでOK、追加のアイコンは作らなくてよいです。
また、途中で DirectX をインストールするかどうか訊ねてくるので、「いいえ」にします。

※ ここでインストーラが文字化けしている場合、日本語フォントのインストールに失敗しています。
4. の手順を正しく行っているかどうか、再チェックしてみましょう。


※ 妖精大戦争に限らず、多くの Windows ゲームは setup.exe や install.exe などを起動してインストールします。



7. 妖精大戦争を起動する
Prefix フォルダ内に妖精大戦争フォルダが作られているので、そのなかにある「th128.exe」を開きます。
画面モードを選択するダイアログが表示されるので、「ウインドウ(640x480)」を選択して、「ゲーム起動」をクリックします。

※ 東方風神録以降の東方Projectシリーズは、このモードでないと画面が正しく表示されません。

直後にウインドウが Dock に収納されるので、それをクリックしてウインドウを再表示します。
wine_toho_open
wine_toho_res

wine_toho_demoplay

これでプレイ可能になりました。ただし、キーボード・マウスしか使えません。
return キーが決定、esc キーがキャンセルです。



8. USB OverDrive(有料) でゲームパッドを設定する
東方Projectのゲームをキーボードでやるのは無理がある!という訳で、USB OverDriveをインストールします。
USB OverDriveを使えば、ゲームパッド等の入力をキーボード入力に置き換えることができるため、キーボードでしか操作できないソフトもゲームパッドで操作することができます。
ここでは、手っ取り早くゲームパッドを使うための設定方法を記します。
まず、
©1999-2009 Alessandro Levi Montalcini
からUSB OverDriveをダウンロード、インストールします。
USB OverDriveはシェアウェアですが、無料で試用可能です。

最初に、USBゲームパッドをMacに接続します。
次に、USB OverDrive をシステム環境設定から開きます。

usbod_defaultmenu

まず、「Any」で始まっている4つのデフォルト設定について、すべて「Enabled」のチェックを外します。
次に、「Any Gaming, Any Application」だけ Enabled にします。
USBゲームパッドのボタンを押すとその項目が選択されるので、Keyboard key to press : のすぐ下の空欄をクリックし、割り当てたいキーを押します。

例:
USBゲームパッドの十字キー左を押すと、X Axis threshold down が選択されます。
メニューが「Press Key」になっているのを確認して、Keyboard key to press : のすぐ下の空欄をクリックします。
空欄でカーソルが点滅したら、キーボードの ← キーを押します。
空欄には ? が表示されるでしょう。(正しく left と表示されることもある。原因不明)
すぐ上のメニューから「Press Key」を選ぶと、キーの設定がリセットされます。

usbod_sample1


Shiftキー等を割り当てたいときは、Keyboard key to press : の空欄には何も入力せず、Modifier keys: の中から割り当てたいキーをチェックします。
usbod_sample2


妖精大戦争は、
←↑→↓ = プレイヤーの移動
z = ショット、決定
x = ボム
c = ショット(オート連射)
shift = 低速移動
esc = ポーズ、キャンセル
なので、ゲームパッドの各ボタンにこれらのキーを割り当てていきます。

※ USB OverDriveを使っているときの不具合について。
・マウスのクリック操作が効かなくなったときは、command + tab でアプリを一度切り替えると直ります。
・パッドに触れていないのにボタン入力が続いてしまうときは、その入力されているボタンを1秒ほど押し続けると直る場合があります。直らない時はパッドを引っこ抜いて、一度ログアウトしてみましょう。




9. その他の東方Projectについて
Wine.app では、起動するソフトが限定されていますが、東方Projectのゲームは一通り大丈夫です。

参考リンク:WineHQ - Wine Application Database にて、「touhou」で検索

東方星蓮船は garbage (プレイ不可)になっていますが、私が試した限りでは普通にプレイ可能です。
東方非想天則も garbage になっていますが、これは未確認です…
私が最近買った ALLTYNEX Second も、DirectX redist をインストールして、config.exe でトリプルバッファを切るとプレイできました。

toho_seirensen
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