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10年前、「センチ」が勝ち「街」は敗れた

サウンドノベルの名作「街」。
しかし、発売週の販売本数は同時期に発売された「センチメンタルグラフティ」の半分以下、7万本弱だった。
「街」の販売本数における敗北は、以下の事柄をはっきり裏付けてくれた。

1. ゲーム販売は見た目で左右される
ゲームの正当な評価というのは、プレイして初めて下せるもの。しかし、発売前のゲームをプレイすることはできない。
そこで雑誌記事などに頼るのだが、見た目の悪いゲームは「出来が悪いのではないか」という印象を持たれてしまう。これはゲームに限らず、様々な商品で見られる状況だ。
「街」の場合は実写映像である点と、物語の地味さがマイナスになった。「実写ゲームは出来が悪い」という呪縛はとても強かったのだ。
「センチ」は優秀なイラストレーターを抜擢した点が好印象を持たれた。受けのいいグラフィックにすることの重要性は今も全く変わっていない。

2. 空気を作るプロモーション
私はギャルゲーに興味がないので当時は気に留めていなかったのだけど、角川系雑誌では「センチ」をかなり推していたらしい。ゲームの発売前だというのに出演声優がラジオ番組をやっていたという記憶がある。
積極的なプロモーションにより、ゲームの発売自体が何か特別なイベントである、という空気を作り出すことに成功した。その結果、単なるプロモディスクが20万本も売れ、ゲーム本編もまとまった本数を一気に売ることに成功した。
翻って「街」のプロモーションはお世辞にも成功したとはいえない。
TVCMは間違いなく最低の出来で、体験版の配布もそれほど良い反応は得られなかった。「街」は佳境に入ってから面白さが加速するタイプのゲームで、体験版では面白さの片鱗すら感じられない可能性があったからだ。(最近だと、PS2の「SIREN」が同様に体験版の配布で失敗している)
「このゲームは特別なんだ」という空気を作り出し、ゲーム内容を評価させずに買わせるのが最も有効なプロモーションといえる。

相変わらずマリオにゼルダにドラクエにFF、旬のイラストレーターが出ては消える、そんな月日を重ねて10年。これからも変わらず続く道。

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ああ、沖縄に行きたい…

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