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CrossOver Macで東方を動かす ver7.0.2

以前にCrossOver Macで東方を動かすを書いたけど、あれからCrossOverのバージョンが上がり、いくつかのバグが修正された。
ありがたくも前回の記事に反響があったのと、東方地霊殿の委託販売開始に備え、ここで改めてCrossOver Macの導入方法を書いてみよう。
体験版では、東方紅魔郷から東方地霊殿まで全タイトル(文花帖は未テスト)が滞りなくプレイできる。
派生作品である東方萃夢想はゲームパッドが使えず、東方緋想天については起動すらしないらしい。問題なく起動するとのコメントを頂きました。ありがとうございます。



0. 私のMacの構成
iMac early 2008 - 2.8 GHz Intel Core 2 Duo, ATI Radeon HD 2600 Pro
Mac OS X 10.5.4
少し前のMacBookなど、専用GPUが載ってない機種だと描画に不具合が出たり、動かなかったりするかもしれない。



1. CrossOver Macと東方Project 体験版のダウンロード
CrossOver Mac(英語版)の試用版ダウンロードから、CrossOver Mac Standard($39.95のシェアウェア)の体験版をダウンロードする。これを書いた時点でのバージョンは7.0.2でした。
7.0.2では
・日本語リソースが同梱されている
・文字化けが解消されている。Internet Explorerをインストールする必要が無くなった
・デフォルトボトルを設定できないというバグが解消されたため、.exeファイルをFinderから直に開けるようになった
ため、作業がかなり楽になった。
※ ただし、.exe ファイルを直に開けるようにしていると、Windows向けのウイルスなんかが動作してしまう可能性があるので要注意。
CrossOver Macにはフル版、Standard、Gamesの3パッケージがあるが、東方ProjectのゲームをプレイするならStandardでOK。
東方の体験版は上海アリス幻樂団で公開されている。


2. ボトルの作成
ボトルとは、Windows仮想環境の保存単位のこと。
ボトルを切り替えることで仮想環境を簡単に切り替えられる。ここでは東方をプレイするためのボトルを構築していく。
設定メニュー → [ボトルの管理…] と選択して、+ボタンから新規ボトルを作成する。名前は適当(半角英数でスペース無しがいいかも)に、タイプはwinxpで作成。

crossover_bottle

crossover_create_bottle

ボトルができたら、"拡張管理"タブで「このボトルをデフォルトに設定」しておく。こうしておくと、Finderから.exeファイルを直に開けるようになる。



3. DirectX Runtimeのインストール
東方風神録と東方地霊殿は最新版のDirectXが必要になる。
まず、DirectX Redist (Aug2008)からDirectXの最新バージョンをダウンロードする。

# 2010年1月現在、DirectX再頒布パッケージの最新版はDirectX Redist (Aug2009)です。

次に、設定メニュー → [ボトルの管理…] → "アプリケーション" タブからインストールしていく。
「アプリケーションをインストール…」 → 「未サポートアプリケーション… 」 → ボトル選択画面では 2. で作ったボトルを指定 → インストーラファイルの選択…と進めて、ダウンロードしたDirectXインストーラを指定する。
インストール先を選択する画面で適当なフォルダを指定してやると、そこにインストーラが展開される。この時点ではまだインストールされていない(展開しただけ)。
再び未サポートアプリケーションのインストールに進み、今度はさっき展開したDirectXファイル群に含まれているDXSETUP.exeを指定してインストールする。

# DirectXに限った話ではないけど、インストーラファイルの上のフォルダ階層に日本語が含まれているとインストールに失敗する場合がある。
ホームフォルダに最初からある「デスクトップ」や「ダウンロード」フォルダは問題ない。(表示が日本語なだけで、実際には半角英数名なので)


crossover_directx



4. 東方地霊殿・東方風神録 体験版のインストール
3. と同じやり方で、東方地霊殿や東方風神録の体験版をインストールする。
東方花映塚以前の体験版はインストール作業が必要ない。.exeファイルをFinderから直接開けばよい。



5. 起動確認
ここからは、東方妖々夢を例にとって、快適なプレイ環境を作ってみよう。まずは起動するかどうかの確認から。

A. ウインドウモードで起動してみる
CrossOverの設定メニュー → [ボトルの管理] で、コントロールパネルの「winecfg」を開く。
開いたら、"画面"タブから「デスクトップをエミュレートする」をONにする。大きさは800X600でよい。
# デスクトップエミュレートをONにするのは必須ではないけど、トラブルが起きた時に対処しやすい。
次に、CrossOverの編集メニュー → [コマンドの実行…] か、またはFinder上のth07.exeをダブルクリックして、東方妖々夢の体験版(th07.exe)を起動する。
th07.exeは、ホーム/Application Support/CrossOver/Bottles/ボトル名/drive_c/Program Files あたりを探してみよう。SpotlightではApplication Support以下を探してくれないのが困る。

crossover_winecfg

toho_yoyo_title

キーボードの入力を受け付けている、文字化けを起こしていない(タイトル画面下部に表示される1行説明欄を見る)、この2点を確認できたらOK。
※注意点
・キーボードのreturnキーが実行でescキーがキャンセル。プレイ中にescでゲームを終了できる。
・妖々夢のウインドウが最前面でないとキー入力を受け付けない。妖々夢のウインドウ内をクリックして最前面にする。
・文字入力を英字にすること。



B. フルスクリーンモードで起動してみる(必須ではない)
フルスクリーンでプレイしたい場合は、以下のようにする。
再びwinecfgを開き、「デスクトップをエミュレートする」をOFFにする。そして妖々夢を再び起動してみる。
ゲームを少しプレイしてみて、問題がなければ妖々夢を終了する。
※注意点
・画面が真っ黒になって操作を受け付けない!という事態になった時は、慌てずにcommand+option+Rを押すと復帰できる。
・フルスクリーンとはいえ、妖々夢が最前面でないとキー入力を受け付けないのは同じ。キーボードのボタンを押しても反応がない場合は、マウスで一度クリックすること(カーソルが表示されていなくても)。文字入力も英字にする。
・東方側の設定もフルスクリーンにする必要がある。



6. 妖々夢の起動アイコンを作る
CrossOverの編集メニュー → [コマンドの実行…] を開き、東方妖々夢の体験版(th07.exe)を指定したら、「プログラムメニューに追加」を押すと、CrossOver.appと同じフォルダにth07.exeの起動アイコンが作られる。この起動アイコンは後で名前を変える事もできる(日本語OK)。

crossover_cmd

ここでのポイントは、「使用ボトルを設定できる」こと。
例えば、妖々夢はフルスクリーンでプレイしたいが、紅魔郷はウインドウでプレイしたい…
こんな時はボトルを複製し、片方は「デスクトップをエミュレートする」をOFFにしておく。
そして妖々夢の起動アイコンを作る時には、デスクトップエミュレートをOFFにしたボトルを指定する。
紅魔郷の起動アイコンを作るときは、逆にデスクトップエミュレートをONにしたボトルを指定すればよい。



7. ゲームパッドを繋ぐ
CrossOverはDirectInputに対応しており、市販のUSBゲームパッドを繋げばちゃんと認識してくれる。
私はPS2コントローラ+エレコム変換アダプタという構成で繋いでいる。
USB OverDriveをインストールする必要はありません。
ただし、地霊殿だけはUSBゲームパッドを認識できないので、地霊殿をプレイするときはUSB OverDrive Xなどを使う必要がある。
# おそらく、地霊殿は「ゲームパッドを優先デバイスに指定しないと、パッドを認識してくれない」というバグがあるため。

7. USB OverDrive Xの設定
USB OverDrive Xをインストールして、USBゲームパッドを使えるようにしよう。
私はUSBセガサターンパッドを使っているが、PS2コントローラ+エレコム変換アダプタも問題なく使えた。しかし、エレコムの安いゲームパッドは使えなかった。
# 変換アダプタを使うと環境によってはカーネルパニックを起こすので注意。

usb_setting

まずは東方向けの設定を作る。「新規」をクリックして、CrossOver.appを指定する。
設定名は「編集」で変更できる。分かりやすい名前に変えることができる。
各ボタンにキーストロークを割り振っていく。カーソルキー、z、x、shift、escなんかを好みのボタンに設定していく。普通のUSBゲームパッドだと、パッドの方向キーが設定欄の "スティックを~へ" 、パッドの各ボタンが設定欄のボタン1~10あたりに対応している。感度は100%でよい。

設定方法がややこしい。注意するポイントを挙げておく。
・文字入力を英字にしておくこと。
・文字キーを割り当てる場合は、まずリストの中からボタンを選び、右のキーストローク欄をクリックして、キーボードの希望のキーを押すとそれがセットされる。
・パッドのボタンを押すと該当する項目にフォーカスが来る。設定したいボタンを実際に押しつつ、キーボードの希望のキーを割り当てていくと楽。
・shiftボタンなどの特殊キーの割り当ては、まずリストの中からボタンを選び、右に並んでいる中から希望の特殊キーをONにする。
・設定中にマウスのクリックやキー操作を受け付けなくなった時は、command + tabを使って「別のアプリケーションのウインドウをクリックする」と直る。



8. USB OverDrive Xを有効にする
USB OverDrive Xでの設定が終わったら妖々夢を起動してみる。USBゲームパッドで操作ができればOK。
ゲームパッドで操作ができない場合は、まずキーボードの操作を受け付けているのを確認して、次に「USBゲームパッドを抜き差しする」と認識されるはず。抜く-差すの間隔は2~3秒ぐらい開けるとよい。これでもダメな時は妖々夢とCrossOverをいったん終了してみる。
Macを起動して最初のプレイ時や、USBゲームパッドを抜き差しした後、スリープから復帰した後などは方向キーが入力され続ける場合がある。この時は、「入力され続けているのと同じ方向キーを、1秒ぐらい押し続ける」と直る。



9. タイトル毎の注意事項
全般
・MIDIのBGMは音が少なくて寂しい。
・フルスクリーンの場合、ステージクリア時の一枚絵が乱れる。
・いくつかのタイトルは、フルスクリーンだと正常にプレイできない。

東方紅魔郷 体験版
・フルスクリーンでプレイする場合は、先にcustom.exeを起動して「強制的に60フレームにする」をONにしておく。

東方風神録 体験版
・フルスクリーンでプレイしようとすると画面が乱れて操作不能になる。command+option+Rで脱出しよう。代わりに、Mac OS Xの画面拡大機能を使ってウインドウを大きく表示するのがよいだろう。
・デモシーンやスペルカード一覧の文字が半透明になってしまい、ほとんど読めない。

東方地霊殿 体験版
・custom.exeが起動できない。
・デモシーンやスペルカード一覧の文字が半透明になってしまい、ほとんど読めない。
・フルスクリーンだと画面の一番下が切れてしまう(うちのiMacだけかも)

東方萃夢想 体験版
・custom.exeが起動できない。
・キーアサインの初期設定がキーボードになっているため、ゲームパッドで操作できない。

東方緋想天は体験版が見つからなかったので未確認。風の噂によると起動できないらしい正式版はちゃんと動作するそうです。

toho_koma_play

toho_yoyo_play

toho_eiya_play

toho_kaei_play

toho_fujin_play

toho_chirei_play

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

東方をなんとかmacで動かせないか探していた所、この記事を見つけました。
凄く分かりやすい説明でとても参考になりました。有り難うございます。

緋想天普通に動きましたよ。
iMac 10.4 2.8 GHz Intel Core 2 Duo   Crossover 7.1です。
ジョイパッドは持ってないのでDarwiinRemoteでwiiリモコンにつないだクラシックコントローラーを使ってます。

Re: No title

お役に立ったようでなによりです。
緋想天はちゃんと動作するのですか。記事を訂正しておきます。

わかりません

おそらく僕が使っているものも7.0.2です。

次に、CrossOverの編集メニュー → [コマンドの実行…] か、またはFinder上のth07.exeをダブルクリックして、東方妖々夢の体験版(th07.exe)を起動する。

とありますが、どこにありますか?見つかりません

Re: わかりません

うーむ、場所が分からないというのは、
・ [コマンドの実行…]メニュー
・th07.exe
の、どちらでしょうか?
前者は、画面上部のメニューバーの「プログラム」をクリックするとあるはずです。
後者は、東方妖々夢の体験版をインストールしたあと、
ホーム/Application Support/CrossOver/Bottles/ボトル名/drive_c/Program Files
あたりを探してみれば、あるはずです。

> おそらく僕が使っているものも7.0.2です。
>
> 次に、CrossOverの編集メニュー → [コマンドの実行…] か、またはFinder上のth07.exeをダブルクリックして、東方妖々夢の体験版(th07.exe)を起動する。
>
> とありますが、どこにありますか?見つかりません

ありがとうございます

 お礼が遅れてしまって申し訳ありません。できました。わかりやすい説明ありがとうございました。
 それと、.exeのファイルは起動できるのですが、.cueや.isoなどの拡張子のファイルは1が返ってきて起動できません。これは僕だけでしょうか?googleで検索してみてもそういった趣旨の記事は見つかりませんでした。

Re: ありがとうございます

.cueや .iso はただのファイルなので、「それを開くことのできるアプリケーション」が必要です。
.cueは聞いたことがないファイルなので判りませんが、.isoはCrossOverを使わずとも、ディスクユーティリティで開けませんか?

>  お礼が遅れてしまって申し訳ありません。できました。わかりやすい説明ありがとうございました。
>  それと、.exeのファイルは起動できるのですが、.cueや.isoなどの拡張子のファイルは1が返ってきて起動できません。これは僕だけでしょうか?googleで検索してみてもそういった趣旨の記事は見つかりませんでした。

No title

使用期限が切れた場合は購入するしか無いのですか?

Re: No title

> 使用期限が切れた場合は購入するしか無いのですか?
はい、購入するしかないです。
Wine.app(こちらはフリー)で東方Projectを動かす記事を書いたので、参考にしてみてください。
ttp://redirevaw.blog77.fc2.com/blog-entry-416.html

No title

東方妖々夢の体験板をダウンロードしてもyoumu_tr011.lzhというのが出てくるだけで、exeと言うものはでてきません。どうすればいいのでしょうか?

Re: No title

lzhは圧縮ファイルなので、それを解凍しましょう。
The Unarchiver というソフトを使えば解答できると思います。

> 東方妖々夢の体験板をダウンロードしてもyoumu_tr011.lzhというのが出てくるだけで、exeと言うものはでてきません。どうすればいいのでしょうか?
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