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2010年 私的ベストマンガ「ジオブリーダーズ」

例年のごとく「2010年ベストマンガ」みたいなのが色んなところで行われてますが… ない、ないよ?「ジオブリーダーズ」がどこにもない。
どこにもないなら、自分で挙げるしかない。

…ジオブリーダーズ。
第1部が「用意された "舞台設定" に乗って繰り広げられるドンパチアクション」だったとすれば、第2部は、その "舞台設定" が崩壊する話だった。
そして予定通り、伏線や物語の核心やレギュラーキャラクター達… "舞台設定" はすべて、消化された。
この16巻はジオブリーダーズ連載の集大成であり、ついに至った一つの結末。
長いあいだ築き上げてきたものを予定通り破壊しつくしたのであり、2010年ベストに選ばざるを得ないです。


以下、ネタバレ全開なので未読の方は注意願います。








化け猫と神楽の戦いに裏があることは連載の最初から示唆されてきた。
封印した直後にモニタに現れる化け猫。
封印したはずの化け猫が自我を失った状態で再出現する。
監視役のまやを平然と受け入れる社長。
社長の上にちらつく人物あるいは厚生省、彼らと化け猫とのつながり。

"方法" を知るものは職を得る。その "理由" を知る者が彼のボスになる。
コミックスの冒頭に掲げられたこの格言の通り、第1部では神楽の社員あるいはハウンドの隊員達は "方法" しか知らず、化け猫とのドンパチに明け暮れるだけだった。
そして第2部では、当初からほのめかされ続けた "理由" に彼らが迫っていく。

化け猫の正体。かつての黒猫とかつての神楽が作り出した相互維持のためのシステム。
自分たちが文字通り、システムを維持するための歯車にすぎないこと。
神楽の社員達が、自らの業務内容に異を唱えたわけではない。ただ "理由" を知ろうとした。しかし
「理由なんか知ってたら仕事できませんもの」
神楽の秘密を探る者はあの島に行く。その場合は神楽のメンバーを更新する。
黒猫と初代の神楽が交わした契約に従い、結果としてメンバーは更新 = 皆殺しにされてしまう。
主人公だけが、黒猫の手助けで逃げ延びる。神楽の末路そして真相を知る唯一の者として。

…作者の状態を考えると、ここで連載が終了してもおかしくない状態です。
すべては破壊され、無の状態から再び物語は語られるのか? そもそも語ることができるのか?
期待を捨てずに待つことにします。

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ああ、沖縄に行きたい…

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