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ブームの作り方:ドラゴンクエスト1と2

Wiiのドラゴンクエスト123復刻版を買いました。
ファミコン版のドラクエ1をやっていると、色んなことを思い出してきたので取り留めなく書いてみます。

ドラクエ1が出る以前からRPGというジャンルは注目を集めていた。
RPGの基本ともいえる「剣と魔法のファンタジー」がとても魅力的で、ドルアーガの塔、ザナドゥ、ハイドライド、火吹山の魔法使いなどのゲームブックetc…といったヒット作も既に登場していた。
そしてドラクエ1は「これからRPGがクルぞ」的な雰囲気のなか、アクションではないテキストベースの本格RPGという内容で発売された。
※ いまでは想像しにくいけど、テキスト主体で進むゲームというのは上級者向けという認識だった
子供でもプレイできるように用語がローカライズされ、適切なバランス調整がなされ、イラストレーターに超有名漫画家を起用し、そして少年ジャンプとゲーム雑誌のバックアップを受けた形で。

ジャンプのファミコンコーナー「ファミコン神拳」では、堀井雄二氏が身分を隠してドラクエ1の紹介記事を書いていた。
内容もただの攻略ではなく、RPGとはどういうゲームか、どうやって進めるのかという根本的なことが説明されている。
実際、ドラクエ1というのはかなり異質なゲームだった。
「誰もいないフィールドで突然敵に出会う」「会心の一撃が出たり出なかったりする」「戦闘で敵から必ずダメージを受ける」などなど。
コマンド中心の操作系、ランダム性、ターン制バトル、プレイヤーが多数のパラメータを持つ…といった今では当たり前となっている要素は、アクションゲームの体裁を取ることが多かった当時のRPGには存在しないものばかりだったのだ。
そして、コンピューターゲーム丸出しのどシンプルなグラフィック。ひたすら記号的なフィールド、カニ歩きする人々などは当時の水準でみても結構シュールだった。

少年ジャンプやゲーム雑誌による豊富な情報。
主要開発者の実名を出し、ヒーロー然として扱う手法。
それらの記事から醸し出される、「ドラクエは面白い」「ドラクエは人気がある」という雰囲気。
こういうフォロー無しでただ発売しただけだったら、異質で複雑なドラクエ1はそれなりの評価で終わっていたかもしれない。

…で、ドラクエ1は、爆発的大ヒットというわけでもなかったと記憶している。
ゲーム雑誌などでの露出は多かったから売れ行きは良かったのだろうけど、あくまで「人気ゲームのうちの一つ」という扱いだったと思う。
ところが、1の発売後しばらくしてから、ドラクエ2が発表された。
飛躍的に向上したグラフィック。仲間も敵も複数のパーティバトル。1よりも遥かに広くなった世界を船で巡る、スケールの大きな冒険。
2の画面写真や紹介記事は、文字通りオーラを放っていた。大きくパワーアップした続編が、前作の僅か半年後に出る!
1から間を空けずにドラクエ2を発売したことは、打ち上げたロケットをハイパードライブで超加速するぐらいのインパクトがあったのだ。
そして2は爆発的大ヒットとなり、ドラクエはこのときから特別なタイトルとして扱われるようになった…

もちろんゲーム自体の出来が良いというのが前提にはなるけれど。
雑誌によるフォローと雰囲気づくり + 優秀な続編を短期間でリリースして名声を一気に上げたこと。
そういう戦略の巧さが、ドラクエ大ヒットの一つの要因だった。
プロモーションというのはとても重要だ、という昔話でした。

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ああ、沖縄に行きたい…

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