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中尾博士による福島原発 中間報告の解説記事が良かった

東京新聞のサイトに福島原発中間報告の概略があるけど、どういう流れでメルトダウンに至ったのかがいまいち分かりにくかった。
中間報告は700P超えてるしな…と思ったら東大 中尾博士による解説記事を読む機会ができた。うん、とてもわかりやすい。

1号機は
1. 非常用復水器が働く(非常用復水器は交流電源なしで動く)
2. 津波で電源喪失
3. 電源喪失により配管破断センサが作動して非常用復水器の弁が閉じてしまう。そして制御室が真っ暗に
4. メルトダウンが進行。非常用復水器が働いてないのに気付いて逃がし安全弁とベント弁を開けようとする。弁を開けて圧力を下げないと外から注水できないため
5. 逃がし安全弁とベント弁は直流電源と圧縮空気の両方がそろわないと開かない。機器の準備に半日かかった
6. 逃がし安全弁とベント弁を開き、消火系から消防車で注水を始めた直後に水素爆発

3号機は
1. 隔離時冷却系が作動 → それが停止したあとは高圧注水系が働いた
2. 上記の冷却系が働いているうちに消防車から注水できるよう所長指示
3. 3号機で現場作業員が高圧注水系の故障を恐れてこれを停止。消防車での注水に切り替えようとする
4. バッテリーが上がって逃がし安全弁が開けなくなる。さらに高圧注水系も再起動不能に
5. 1号機と同じくメルトダウンが進行。そして水素爆発

2号機は
1. 隔離時冷却系が作動
2. 隔離時冷却系が停止。ほぼ同時に3号機で水素爆発が起こり、準備していた弁・消防車・電源がメチャメチャに。そしてメルトダウンが進行
3. 4号機の水素爆発と同時に圧力抑制室から放射能漏れ、風に乗って飯館村方面へ

さらっとまとめるとこんな感じ。

次に同じような事例が起こったら、
1. 交流電源が不要な非常用復水器を稼働させる
2. 非常用冷却装置が稼働している間に、逃がし安全弁とベント弁を開いて圧力容器の圧力を下げ、消防車から注水する
という手順を踏めば良いとのこと。
実際の事故を経験して初めて適切な対応マニュアルが生まれる。真理であり、人間の限界でもある。

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ああ、沖縄に行きたい…

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