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NintendoDirectの意義とは

最近の任天堂は、ゲーム雑誌などを差し置いてNintendoDirectで新ゲームの発表や最新映像などの公開を行うようになりました。
いつかの株主総会で、NintendoDirectをやる理由について岩田社長は「自分たちのメッセージを歪ませずに客に届けるため」と言ってました。
私から見れば、あれはAppleのマネです。それはiPhoneで勢いに乗る最近のAppleではなく、ジョブズがまだ元気でMacが主力だった頃のAppleの手法。

いまや昔話になってしまったけど、ジョブズがAppleに復帰したときはまさに潰れる寸前でした。彼がまず確認したのは、そんな状態でもAppleを支持してくれるファンが少なからず残っているという事実。
ジョブズは今後の方針説明や製品発表など、重要な発表は必ず基調講演で行いました。基調講演はそもそもMacWorldExpo(ファンイベント)とWWDC(開発者会議)の中の催し物で、Appleに忠誠を誓ってきた人しか注目しない類のものでした。
ジョブズがプレゼンに絶対の自信を持つこともあったけど、基調講演という形式のポイントは「重要な発表は、一番最初に、自社のファンに対して、直接伝える」ということ。

ドラえもんの台詞「本当のファンなら落ち目のときにこそ応援しなくちゃ」です。
会社が厳しいとき、いまだ支持してくれているファンとの関係をまずは保つ。それは例えば「今後すごい隠し球があるので大丈夫です!」みたいなブラフを撃つのではなく、次に打つ手を具体的に、ファンに直接お話しするという地味な活動こそがファンをつなぎ止めるのに重要です。
SCEはここを勘違いして前者を実行してしまい、総スカンを食らってました。

あと、プレゼンターをキャラクター化しているのもAppleと共通してます。
ジョブズは服装を固定してて、自分の苛烈な性格やプレゼンのスタイルをネタにされてるのもちゃんと心得てました。セルフパロディをやったこともありますし、講演中にMacがフリーズしたとき「いま後ろで何人クビになったんだろうね?」と言ったりして、トラブルなのに会場を沸かす。愛されていないとこうは行きません。
岩田社長もスローで滑らかで台本通りなプレゼンスタイルなのを心得てて、だからぶっつけ本番で行われたWiiU開封の儀は大盛り上がりでした。GamePadを載せまちがうだけで視聴者が沸くのはジョブズと同じく愛されている証拠です。

ファンとの信頼を保つ。ファンに愛される。NintendoDirectがコアなファン向けであるという指摘は全く正しいのです。
連続して赤字を出してしまった任天堂にとって、ファンとの関係を良好に保つことは企業イメージを低下を防ぐという意味でとても大切です。企業と顧客との信頼関係が確立されていると、メディアや外野の無責任な煽りに対して最大の防御になるからです。

…あとはそうですね、NintendoDirectを短い間隔でやると顧客の期待に応えきれなくなるので、そのうち開催間隔を伸ばすんだろうと思います。毎回サプライズを用意するとかAppleでも無理だったし。

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ああ、沖縄に行きたい…

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