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不良グループ

ケンカが強い不良達が、何とはなしに群れて、グループを作っていた。
かっちりしたチームというわけでもないが、徒党を組んで街を歩き、不逞の輩がいればケンカを売って殴る蹴るで負け知らず。
肩で風を切って歩き、彼らを慕うもの、賛辞を贈るものも現れた。

そしてここに、ケンカが強いわけでもない小さな男が一人。
不良グループに憧れ、彼らの後を見よう見まねでついていく。見た目だけでも箔をつけるためにサングラスを付けてみたり。
しかしケンカというのは実力が伴わないとどうしようもない。ケンカを売るにしても殴り合いはせず、弱いと分かっている一般人にせいぜい罵声を浴びせる程度。不良グループのようにもてはやされることもない。

いつものように不良グループが集まって雑談をしていると、そのうちの一人の女が、自分たちのことを語り始めた。
あの先輩は静かにしてるけど昔は何人も半殺しにしたとか、あいつは田舎者を見ると殴り掛かる癖があってとか。
からかった口調ではあるがつまるところは彼らの武勇伝であり、他の連中も笑いながらその話に乗っている。
女の視界にサングラスをかけた小さい男が映った。カッコだけの金魚のフン。実力は無いくせにグループにしつこく入ってこようとしてる奴。
次は彼をからかおうと女は思った。彼の実力に合わせた形で。

「ところでさ、私サングラス付けてる奴って嫌いなのよ。目を隠すのは自分に自信がないからでしょ」
そんな振りで、名指しするわけでもなく、女は話を続ける。
「気ィ引こうと思っていろいろやってる奴いるじゃん? そういうのに限って誰も見てくれないよね。クールな振りしてるけどホントは俺にもっと注目してくれよ!とか思ってんでしょ、バレバレだから」
「人の気を引く簡単な方法みたいなのって無いから。私も昔いろいろやってみたけどやっぱダメだったしw」
「どうすればいいって? 簡単だよ私とおなじことすればいいじゃん。実力ない奴にはマネできないだろうけどさw」
小さい男は黙ったまま。

女は続ける。
「弱くて実力ないんだったら刃物持つしかないよねー。そうすりゃザコでもイキがれるじゃん。さっさと刃物持てって話だよ」

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ああ、沖縄に行きたい…

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