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技術者は煉獄を歩く。「風立ちぬ」感想

TV放映された「風立ちぬ」を見ました。
公開当時はいろいろ考察がありましたけど、改めて自分でみると、なんでこれ映画館に見に行かなかったのか大傑作じゃないかと思いました。
技術者の半生。子供の頃の夢は、美しい草原に美しい飛行機が飛ぶものだった。実際に歩いてみれば足元には残骸が積み重なり、自分が設計した飛行機は一機も戻ってこない。
戦争という影がなかったとしても、技術者の人生とはそういうものだ。失敗だけが専門家を育てるのだとしたら、今まで手がけたものの残骸を積み上げたその上に専門家は立っている。
請負で物を作る以上は要求と納期が優先であり、自分の理想の機械を作る機会は巡ってこない。技術者は煉獄を歩くのだ。

ところで、主人公周りの描写がメッッチャわかりすぎて困った。
人間に対して関心の薄い振る舞いや、上司との関係、結婚することについて上司に「堅物のお前がw」と冗談言われた時の「僕そんなに堅物じゃないっすよ」みたいな表情、失敗機の残骸を眺める時の心情、ラストシーンで編隊飛行をする艦載機を見るときの、疲れとある種の絶望が顔に染み付いてしまった様子とか。
うっわー技術者ってこうだ、まさにこの通りだわ!!!と叫びたくなるぐらい。上司二人もいるわーこういう人!っていう。
恋愛部分はシンプルなんでわかりやすいけど、技術者な部分は心情含め全然理解できない人がいるというのも納得できる。
これ実際にそういう立場を経験したことがある人でないと掴めない感情が描写されているので、わかる人が見に行けば感想は全く変わると思う。

comment

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No title

 モノ作りを生業としてる人にはたまらない映画との感想がどこかにありました。私はクリエイターを目指してたので(エンジニアとは作るモノ違いますが、通じるとこあります)ほんの少しわかります。

 あと夢を叶えるのって綺麗ごとじゃないです。他人の願いや想い、時として命さえ踏みしだいて行かなければ夢には届かない。結局残ったのは焼け野原だとも、よくわかります。
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ああ、沖縄に行きたい…

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